ベトナムの駐米大使、インド太平洋軍司令官の交代式に出席
2021年05月03日付 VietnamPlus 紙
ハー・キム・ゴック駐米ベトナム大使
ベトナムの駐米大使、インド太平洋軍司令官の交代式に出席
先週末、ベトナムのハー・キム・ゴック駐米大使は、ハワイ州ホノルルで開かれたジョン・アキリーノ新インド太平洋軍司令官の交代式に出席した。
先週末、インド太平洋軍(INDOPACOM)司令部からの招待を受け、ベトナムのハー・キム・ゴック駐米大使は、ハワイ州ホノルルで開かれたインド太平洋軍司令官の交代式に出席した。新インド太平洋軍司令官にはジョン・アキリーノ海軍大将が就任した。
ベトナム通信社の駐米特派員によると、この機会にハー・キム・ゴック大使はロイド・オースティン国防長官、マーク・ミリー統合参謀本部議長、前インド太平洋軍司令官フィリップ・デービッドソン海軍大将およびジョン・アキリーノ新インド太平洋軍司令官らと挨拶を交わした。
双方は、国交正常化から25年が経ち、両国の包括的パートナーシップ関係が国防・安全保障協力を含む多くの分野で力強い発展を遂げ、地域の平和、安全、安定、協力の維持に積極的に貢献していることに対し共に喜びの意を表した。
ハー・キム・ゴック大使は、枯葉剤処理、地雷除去、戦争犠牲者の支援など、戦争が残した被害を解決するための双方の協力の努力と成果を高く評価した。
米国側もまた、戦争で行方不明になったアメリカ人の捜索におけるベトナムの政府と人民の効果的な支援と協力に感謝するとともに、航海、救難救助、災害対応、新型コロナウイルス対策などの能力向上を目指す両国の協力が進展していることに対し喜びの意を表した。
米国はまた、国防分野における両国間の協力促進にも多くの機会があると述べた。
地域・国際問題について、米国側は、2020年にベトナムがASEANの議長国として立派に役目を務め、そのことを通じ、ASEANの中心的役割を引き続き確認し、ASEANの連帯を強化するとともに、ASEANと米国の戦略的パートナーシップ関係を強化してきたことを祝した。
ハー・キム・ゴック大使は、ベトナムの国連平和維持部隊への参加に対する米国側の協力と支援に感謝した。
地域が新たで複雑な曲面を迎える中、米国は、ジョー・バイデン政権が自由で開かれたインド太平洋戦略を引き続き実施し、インド太平洋を国家安全保障戦略の最優先事項としていると確認し、さらに、平和、安全、安定を維持し、国連海洋法条約(UNCLOS)を含む国際法を尊重し、紛争の平和的解決を目指すため、航海・航空の自由および法に基づく秩序を保障し、同盟国や域内のパートナーとの協力を重視すると確認した。
米国は引き続き域内諸国と協力して、ワクチンの供給と流通および安定したサプライチェーンの構築など、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組んでいく。
INDOPACOMの代表者は、アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)がパートナー国の直接参加で開催されるよう希望した。
ロイド・オースティン国防長官はまた、近い将来ベトナムを訪問したい旨を伝えた。
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( 翻訳者:八木澤研人 )
( 記事ID:5964 )