ベトナムと米国の全面的パートナーシップ関係を新たな高みに進める
2021年06月24日付 VietnamPlus 紙
ハー・キム・ゴック駐米ベトナム大使
ベトナムと米国の全面的パートナーシップ関係を新たな高みに進める
ハー・キム・ゴック大使とサリバン上院議員は、二国間関係における貿易経済の軸、特にエネルギー、農業、観光業の協力をより一層強化していくことで一致した。
駐米ベトナム大使のハー・キム・ゴック氏はアラスカ州の共和党上院議員であるダン・サリバン氏は、ベトナムと米国の全面的パートナーシップ関係を促進するため面会を行った。
6月23日、駐ワシントンの国営ベトナム通信社(Thông tấn xã Việt Nam)特派員によると、面会の場で双方は、二国間関係が力強く前進していることは喜ばしいと述べ、ベトナムと米国の全面的パートナーシップ関係を新たな高みに進めるための対策について意見交換を行った。
ゴック大使とサリバン上院議員は、両国関係における貿易経済の軸、特にエネルギー、農業、観光業の協力をより一層強化していくことで一致した。
サリバン上院議員は、アラスカ州がベトナムとのLNG(液化自然ガス)貿易に関する協力の拡大を期待していると強調した。
両国間の新型コロナウイルス感染症対策の協力について、ゴック大使は、米国政府が新型コロナウイルスワクチン支援国リストにベトナムを含めることを決定したことを高く評価し、謝意を伝えた。
ゴック大使は、ベトナムが早期にワクチンを入手し、感染症を抑制し、安全に経済活動を再開して、社会経済を回復させるよう、サリバン上院議員が上院、議会、米国政府と共により関心の目を注いでいただけることを望んでいると述べた。
サリバン上院議員自身からは、かつてベトナム訪問の際に深い感銘を受けたこと、ベトナムに対して特別に親愛の気持ちを抱いていることを伝えた。上院議員はベトナムを再訪できることを希望しており、ベトナムが新型コロナウイルスを早期に克服するための支援に大変な関心を寄せている。
その他に、双方は、依然として意見の相違がある諸問題を解決するために、建設的精神をもって両国が対話を維持していくことが重要であるとして意見が一致した。
ゴック大使は、米国通商代表部が(通商法)301条に基づく調査の結果、ベトナムおよび米越経済協力に対して不利になる活動はないとの結論を出すことを期待している。
共通の関心事項である地域問題に関して、ゴック大使は、サリバン上院議員および上院に、メコン・米国パートナーシップの効果的な展開のため必要なリソースの確保に配慮していただけるよう要請した。
双方は、引き続き米国が建設的な役割を果たし、南シナ海およびインド・アジア太平洋地域における平和維持、安定、協力、発展、ルールに基づく秩序の構築に貢献する必要があるとの見解を共に共有した。
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( 翻訳者:國島三四郎 )
( 記事ID:6083 )