ASEAN事務局長、ミャンマーの国家統治評議会議長と会談
2021年06月04日付 VietnamPlus 紙
2021年2月25日ヤンゴンで、デモ隊に対処するため出動するミャンマー治安部隊
ASEAN事務局長、ミャンマーの国家統治評議会議長と会談
リム・ジョクホイASEAN事務局長とブルネイの第2外相による今回のミャンマー訪問は、ミャンマー問題の解決策を見出すための、ASEANの努力の一環である。
6月4日、ミャンマーの首都ネーピードーで、リム・ジョクホイASEAN事務局長は、国家統治評議会(SAC)の議長を務めるミン・アウン・フライン国軍司令官・上級大将と会談し、国軍が政府の指導者、地方政府の首脳、国民民主連盟(NLD)の幹部を拘束して以降のミャンマーの危機的状況について話し合った。
日本の共同通信社によると、リム・ジョクホイASEAN事務局長と、2021年ASEAN議長国であるブルネイのエルワン・ユソフ第2外相による今回のミャンマー訪問は、ミャンマー問題の解決法を見出すための、ASEANの努力の一環である。
現在、ASEANは、ミャンマーの政治が閉塞状態に陥った2月1日以降、先頭に立ち外交努力を行っている。
4月末にジャカルタ(インドネシア)で開催されたASEAN首脳会議でも、ミャンマーの状況について話し合いがもたれた。
会議において、ASEAN各国首脳は、暴力行為の即時停止、すべての当事者が最大限の自制に尽くすこと、平和的な解決を目指し、すべての当事者間で建設的な対話を行うこと、仲介役となり対話を促進するASEAN特使を派遣すること、ASEAN防災人道支援調整センターを通じミャンマー市民への人道的援助を行うこと、以上の5つの合意に至った。
ミャンマーは声明を出し、ミャンマーの現在の優先事項は国内の平和と安定の回復であるため、国内情勢が安定した上で、ミャンマーに対するASEANの建設的な提案を慎重に検討すると述べた。
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( 翻訳者:鎌野天衣 )
( 記事ID:6089 )