日本、種子・苗の海外持ち出しを禁止
2021年05月05日付 VietnamPlus 紙
日本、種子・苗の海外持ち出しを禁止
日本はこのほど、国内で研究開発された農産物の種子や苗の海外への持ち出しや輸送を禁止した
日本はこのほど、国内で研究開発された農産物の種子や苗の海外への持ち出しや輸送を禁止した。
これは、国内の生産者を保護するために日本が講じた最新の対策のうちの1つとなる。
この禁止令は、日本の有名なシャインマスカットブドウ品種のように、日本で品種登録されている各種農産物の種子や苗が国内の開発者の許可なく海外に持ち出され、栽培、販売されていることに対し、懸念の声が多くあがっていることを受けたもの。
4月1日に施行された日本の改正種苗法に基づき、開発者は品種登録を行う際に登録した種苗の栽培地や輸出先を決定する権利を持つ。
農林水産省は先月、改正法に基づき、1975種類の農産物の種苗の輸出禁止を決定した。うち、273種類は現在農林水産省での登録手続き中である。
これらの産品は、農林水産省と全国各地の自治体の管理の下、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構によって開発されている。
上記のリストに掲載されている製品の中には、日本の西南部に位置する福岡県で栽培される苺の品種「あまおう」や、最北端にある北海道の米の品種「ゆめぴりか」といった特産品などがある。
違反した者には10年以下の懲役または1000万円(9万1500ドル)以下の罰金、またはその両方が科され、法人には3億円以下の罰金が科せられる。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:吉武奏 )
( 記事ID:6110 )