日本、ベトナムの新型コロナワクチン基金を支援
2021年07月06日付 VietnamPlus 紙
ヴー・ホン・ナム大使に新型コロナワクチン基金への目録を進呈するJIT株式会社のグエン・ヴァン・フン社長
ヴー・ホン・ナム大使に新型コロナワクチン基金への目録を進呈するJIT株式会社のグエン・ヴァン・フン社長

日本、ベトナムの新型コロナワクチン基金を支援


ヴー・ホン・ナム・ベトナム大使は、日本の組合・企業や、日本で活動するベトナムの組織・個人による新型コロナワクチン基金のための支援に謝辞を述べた。



東京のベトナム通信記者によると、7月6日、駐日ベトナム大使館は、ベトナム人実習生を雇用する日本の組合・企業や日本で活動するベトナムの企業・個人による、ベトナム政府の新型コロナワクチン基金のための総額600万円超(約13億ドン)に及ぶ支援金の受領式を開いた。

受領式のスピーチで、ヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使は、ベトナム政府を代表し、ベトナム政府の新型コロナワクチン基金に対する、日本の組合・企業や日本で活動するベトナムの組織・個人の支援に謝辞を述べた。

大使は、今回の貴重な支援がベトナムの人々にパンデミックを早期に乗り越えるためのさらなる力を与えてくれるものと確信していると述べた。この席で大使はまた、自身も多くの困難に直面するなか、ベトナム人実習生を支援する日本の組合や企業に謝辞を述べた。

ベトナム人実習生を受け入れている組合や企業の代表者は皆、新型コロナウイルスとの闘いの中でベトナムへの支援の意を示すとともに、支援金が新型コロナワクチン接種プロジェクトで効果的に使われることを希望すると述べた。

また、代表者らは、ベトナムと日本がいち早く感染症を乗り越え、二国間の往来が早期に復活し、引き続き日本で就業するベトナム人実習生の受け入れが行われることを希望した。

ベトナム通信記者のインタビューで、ティー・アイ・シー協同組合(TICC)の畩ヶ山幹雄代表理事は「ベトナムの新型コロナワクチン基金の支援に携われることを大変嬉しく思います。日本への入国を待つ実習生を含め、ベトナムが国民のための十分なワクチンを早期に確保できるようお手伝いできれば幸いです。私たちは日本へ働きにくるベトナム人実習生をなるべく早く迎えられることを願っております」と語った。

岡山県に本社を構えるアイ・エイチ・ディ協同組合(IHD)のNanba Akito氏は、新型コロナの影響によって、日本にいる多くのベトナムの若者が帰国することができず、逆に、多くの実習生もまた日本に来ることが出来ない状況にあると述べた。

IHDは、ベトナムの新型コロナワクチン基金への寄付が早期の感染症封じ込めにつながり、二国間で実習生の往来が容易になるよう希望した。

日本の組合や企業とともに、今回の支援には、有限会社たからで働くエンジニアの人たちや技能実習生をはじめ、日本に住む多くのベトナム人も参加した。同社で働くエンジニアのファン・タイン・チャットさんは、ベトナムと日本両国のワクチン接種が早く進み、二国間の往来が回復することを願っていると語った。

ベトナムにおける新型コロナとの闘いに関連して、受領式の合間に行われたベトナム通信記者とのやりとりのなかで、日本で活動する多くのベトナム人がベトナム政府が行っている感染症対策を支持していた。

日本において通信分野で活動するベトナム企業の1つJIT株式会社のグエン・ヴァン・フン社長は、日本にいても、ベトナムの状況をいつも注視していると語った。フン社長は、政府はとても敢然と、そして、効果的に感染症対策を行っている評価した。

フン氏はまた、特に実行可能性の高いF1(感染者の濃厚接触者)の自宅隔離案をホーチミン市が提案したことを評価した。なぜなら感染が急激に拡大している先進国もこの措置を取り入れ、高い効果がもたらされているからである。フン社長は、「ベトナムの同胞に、コロナを撃退するため、皆で手を取り合い、意識を高くもって、頑張ろうとのメッセージを送りたい」と語った。

これに先立つ6月13日、駐日ベトナム大使館はベトナムの新型コロナワクチン基金支援の開始式を開いた。開始後すぐに、大使館は、日本で暮らす多くの在外ベトナム人の他、日本の多くの組織や個人からも熱い反響や支援を受けた。

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( 翻訳者:須藤遼 )
( 記事ID:6132 )