ASEAN、コロナ禍の中、デジタル経済向上への努力を加速
2021年10月15日付 VietnamPlus 紙
ASEAN、コロナ禍の中、デジタル経済向上への努力を加速
ASEAN経済共同体(AEC)は、デジタル技術の新時代に向け相乗効果の創出について意見交換を行うため、ASEAN各国のデジタル技術分野を担当する各大臣と協力することを望んでいる。
国営ベトナム通信社の駐バンコク特派員によると、ASEAN加盟各国は新型コロナウイルスがもたらしたデジタル技術に対する試練を乗り越えるため、デジタル経済のレベル向上に向け努力を加速しているとされる。
計画によると、ASEAN経済共同体(AEC)の第20回理事会が10月18日にオンライン形式で行われる。
タイ国政府商務省貿易交渉局長のAuramon Supthaweethumは、AECがデジタル技術の新時代に向けた準備として、相乗効果の創出について意見交換を行うため、ASEAN各国のデジタル技術分野を担当する各大臣と協力することを望んでいると述べた。
10月15日付けバンコクポスト紙は、Auramon女史の発言を引用して、ASEANがデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた方法を模索するため、AECは各国のデジタル技術担当大臣と初めて協力を行うことを明らかにした。
理事会では、今月末に行われるASEAN首脳会議における批准と公表に向け、各国首脳に提出する前にASEANでのDXの強化に関する共同声明の草案を採択する予定である。
理事会では、ASEANでの強固な経済発展やDXをサポートするロードマップ(バンダル・スリ・ブガワン・ロードマップ)のため、AECにサーキュラーエコノミーを発展させるための枠組みなど、重要な文書を採択する予定である。
さらに、理事会では中小企業促進政策の強化についてASEAN協力の枠組みも検討され、加盟国が各企業の事業データの収集システムを強化し、10の加盟国全てに共有できるよう一元化された事業登録方法による近代的な事業登録システムを発展させる方向性を講じる。
AEC理事会の参加者は、5年の任期ごとのASEAN議長に見合うかたちで、任期制の議長による運営の下で指名された経済問題担当大臣を含んでいる。
Auramon女史は、理事会はAECの各政策の実現を追求するための最高レベルの機会であると述べた。
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( 翻訳者:堀春佳 )
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