アマラプラ郡で人質の13歳の息子が未だ解放されず
2021年11月24日付 その他 - ミャンマーナウ 紙
4月、アマラプラ郡でクーデターに抗議する人々
父親のNLD党員を捕まえられず息子を人質として連行していった軍評議会の兵士らが息子の兄と母親を暴行していたことが分かった。
マンダレー管区アマラプラ郡イェーチェーパウ村で国民民主連盟(NLD)の党員を見つけられなかったため、同党員の13歳の息子を軍が11月13日に連行して本日まで未だ解放していないことが地元住民から分かった。
NLD党員のウー・テーアウンの妻と長男に対し軍評議会の軍人が暴力をふるい、(長男とは別の)息子のマウン・トゥカアウンを逮捕していった。
家族はマウン・トゥカアウンを釈放するため軍評議会に任命された村長を介して交渉したこと、子供が解放されるなら大人が逮捕されると話していたことがイェーチェーパウ村の地元住民から分かった。
「逮捕されて数日間は家族らが釈放するために努力していたが実現しなかったと思う。今では彼ら家族全員が村にいない。(家族は)身を隠している」と安全のため匿名を希望するイェーチェーパウ村に暮らすある男性が述べた。
マウン・トゥカアウンはミッゲー警察署で拘束されていたが、そこからアマラプラ郡警察署へ移送されて拘束されていることが分かったと同氏が述べた。
さらなる暴力を心配したので家から一時的に離れた上記の家族らをミャンマーナウが尋ねたが連絡は未だ取れていない。
匿名の地元住民1人がその子供が学校へ通っているのを見たとミャンマーナウへ話した。
「マウン・トゥカアウンをアマラプラ警察署から警護の人が村の学校へ送迎している。自家用車で送迎するのを見た。村の学校へは警護2人と(一緒)だ。子供はその人と学校へ通っているようだ」と安全の観点から匿名の同氏が話した。
10代の子供を逮捕している状態、その子供の兄と母親に暴力をふるったことに関してアマラプラ警察署へ尋ねようとしみたが電話がまだ繋がらない。
これに関することは、軍評議会の発表でも見られない。
権力を奪った軍評議会は彼らに反抗する人々を様々な方法で逮捕し、虐待し殺害しており、容疑者を逮捕できない場合に人質として容疑者の家族を子供でも例外なく逮捕している。
逮捕した人々を激しく虐待しており、逮捕された翌日に遺体を引き取りに来るよう家族へ知らせるといったことが頻繁に起きている。時には遺体を隠されることもある。
アマラプラ郡は逮捕されたマンダレー管区首相ドクター・ゾーミンマウンの選挙区であり、軍事独裁者に対して強く抗議している地区である。
ミャンマーナウ 2021年11月24日
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( 翻訳者:K.Y )
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