インセイン刑務所内部で情報が漏洩したとして弁護士を脅迫し圧力をかけ、囚人に尊厳を傷つける虐待を行っている
2021年12月16日付 その他 - ミッズィマ 紙


 インセイン刑務所内で情報を漏洩させたとして、政治囚に対し法律支援を得られるよう活動している弁護士が脅迫され圧力をかけられたことを、元政治囚協会の幹部であるウー・トゥンチーが話した。
 「法廷に出向く時になり、弁護士が政治囚と会って話す際には近くに刑務所当局者もいる。軍治安部隊もいる。SP(特殊警察部隊)もいる。その時に政治囚に君たちは余計なことを話すなと伝え、そして弁護士にどう圧力をかけるのかというと、刑務所内から情報が外部に漏洩しているのは弁護士のせいで、弁護士が余計なことを話して外部に情報を送っていると言ったのだ。それが理由で弁護士を告発するという方針を正式に発表した。弁護士の名前を発表したのだ。例えば政治囚誰々の弁護士というものが誰かという事をリストに記している。昨日、彼らは疑わしい弁護士のリストを持っていくと言った」と先述の幹部が述べた。
 その他に、出廷して戻ってきた女性の囚人の尊厳を失わせるような、ロンジー(伝統的なスカート)を脱がせ、書類を持っているか否かの調査の他に、女性の囚人の性器(に何かを隠していないか)を調べるといった出来事があったと話す。
 「現在のように政治囚への人権侵害、名誉毀損などの他に、正しく公平な判決を下すために取り組んでいる弁護士にも権力者が圧力をかけ脅迫している件に関して、私たち元政治犯協会として全く受け入れることはできない他、その所業に激しく抗議する」とウー・トゥンチーが述べた。
 12月10日のサイレントストライキに参加した件に関連して政治囚に刑務所内で虐待があり、現在は食事の中に砂を入れて食べさせるような形で行っていること、関連の郡/区ごとに出廷させられた政治囚の体に拷問を受けたに違いない損傷があったこと、その他に決定がまだ下されていない政治囚に対して夜間の見張りをさせることなどを行ったという。
 インセイン刑務所内では、刑務所責任者だという人が率いて、副責任者が近くで監視しながらそのような虐待を行っていたとウー・トゥンチーが話した。

ウェーヒンソー
ミッズィマ 2021年12月16日

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( 翻訳者:K.Y. )
( 記事ID:6207 )