ベトナムと中国、海上の国境問題で会談
2021年12月02日付 VietnamPlus 紙
トンキン湾境界線付近の漁船を巡視、監察する海上警察船8003号
トンキン湾境界線付近の漁船を巡視、監察する海上警察船8003号

ベトナムと中国、海上の国境問題で会談


ベトナムと中国はトンキン湾外海域の境界線画定問題に関して意見交換し、国際法に適したかたちで相互尊重の精神に基づき、海上の発展に向け共に協力することについて議論を行った。



2021年12月1日、ベトナムと中国は、国家国境委員会副委員長であるチン・ドゥック・ハイ外務次官と国境・海上問題の代表である中国外交部の杨仁火氏が共催し、トンキン湾外海域に関する作業部会の第15回会合と、海上の発展に向け共に協力することについて議論する作業部会の第12回会合をオンラインで開催した。

友好的で率直かつ誠意に満ちた雰囲気の中、双方は各々の考え方の主旨を説明し、続いてトンキン湾外海域の境界画定問題に関して突っ込んだ意見交換を行い、順序立てて、漸進的、段階的、相互尊重の精神に立って、1982年の海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)を含む国際法に見合ったかたちで海上の発展に向け共に協力することについて議論した。

双方は、包括的戦略的パートナーシップとベトナム-中国間の友好的な隣人関係、両党・両国指導者の共通認識と2011年の「ベトナム-中国間の海上問題解決を導く基本的原則に関する合意」に適したかたちで海上問題を正当に処理すること、南シナ海の平和と安定を維持すること、国際法を尊重することの重要性を強調した。

双方は2022年中に次回の会合を行うことで一致した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斉藤彩香 )
( 記事ID:6227 )