ミャンマーの軍事政権の指導者、ASEAN首脳会議に出席せず
2021年10月17日付 VietnamPlus 紙
ミャンマーの軍事政権の指導者であるミン・アウン・フライン国軍司令官
ミャンマーの軍事政権の指導者であるミン・アウン・フライン国軍司令官

ミャンマーの軍事政権の指導者、ASEAN首脳会議に出席せず


10月15日夜に開かれたASEAN外相による緊急会議の後、インドネシアのルトノ外相は、10月26日~28日に予定されているASEAN首脳会議にミャンマーの政治的代表は出席しないことを確認した。



インドネシアのルトノ・マルスディ外相は、10月26日~28日に予定されているASEAN首脳会議にミャンマーの政治的代表は出席しないことを確認した。

上記の情報は10月15日夜のASEAN外相による緊急会議の後に発表されたものであり、会議ではミャンマー国内の政治危機が未解決であることを理由に、今度のASEAN首脳会議にミャンマー軍事政権の指導者を招待しないことが話し合われた。

ツイッターへの投稿で、ルトノ外相は「インドネシアは、ミャンマーが包括的なプロセスを経て民主主義を回復するまで、ミャンマーの政治的代表はASEAN首脳会議に出席すべきではないと提案した」と伝えている。

さらに、会議で、ルトノ外相は、ミャンマーでの危機を解決するためにASEANの指導者の間で一致した5つの合意の実施に、目立った進展が一切見られていないことも強調した。

マレーシア、フィリピン、シンガポールもミャンマーの軍事政権の指導者であるミン・アウン・フライン国軍司令官を会議に招待しないことを支持している。一方、タイは、ミャンマーをASEANという家族の一員であると考えていると明言し、より融和的な立場をとっている。

国営アンタラ通信によると、ミン・アウン・フライン国軍司令官をASEAN首脳会議から排除したことは、元来、内政不干渉の原則を順守し、これまでミャンマーを孤立させるような強硬な制裁措置を用いてこなかったASEANの「大きな一歩」である。

ミン・アウン・フライン国軍司令官は、ASEANの指導者として正式に認められてはいないものの、今年4月のASEAN首脳級会議には招待され、ミャンマーに関する5つの合意に達した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:鎌野天衣 )
( 記事ID:6242 )