コーカレイ郡の避難民2,000人以上に地元民が援助
2022年01月17日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙


KNU-カレン民族同盟が統治する地域、ドゥーパラーヤー県(第6旅団)コーカレイ郡内において、軍評議会の軍隊が空爆と重火器による見境のない砲撃を行ったために発生した避難民(2,000人以上)に対し、地域の地元民が互いに協力して援助していることが分かった。
上記の避難民は、他の村の親族の家や知り合いの家、僧院へ避難しており、一部は地域に基づく組織団体から基本的な食糧の支給があるが、多くの場合、地元民が互いに協力して食糧援助を行っていると地元民の一人が述べた。
アウンパレー村の地元民一人が「村では避難してきた人の人数を数えさせている。統計も取っておいてある。地域の責任者達と組織団体らが来て支援すると思う。今のところお互いに協力して援助している。自分の家に来れば自分がご飯をご馳走するよ。お互い様なので大きな問題はない」とKICに述べた。
コーカレイ郡内の避難民は、コーヌエ、ミョーハウン、ユワティッ、ユワティッコン、タダングー、チャウサリッゴン、イェレーゴン、ミーガーテイン、アンガロー、タマインゴン、アウンパレー、チャウンシャーゴン、パンカーゴン、ターヤーゴンとガドータなどの村々の地元民であると知ることができた。
現在、軍評議会の軍側からミーガーテインパヤーゴンとコーヌエ村において兵力として約200人が駐屯しているので、戦闘がいつでも再開される可能性があるために、避難民達は自宅に帰ることができず、引き続き避難したままであると地元民が述べた。
「現在は発砲がまた少し起こったので、彼ら側の人間に被害が出れば、攻撃するよう軍用機の助けを呼ぶ。そうした攻撃を受けても、こちら側の兵士達は訓練を受けているので問題はない。しかし民衆にとってその都度避難することは困難である。被害を受けるのは民衆であることが多い」と地域の責任者の1人がKICに述べた。
アジアハイウェイのチャイドン支線で1月7日夜、燃料車への発砲によって火災が起こった日をはじめとして、上記の地域において発砲がより一層激化した。コーカレイに本拠地を置く軍事作戦司令本部(sakakha-12)に従属する砲兵隊と第97大隊の砲兵隊も重火器を用い、村側へ砲撃しているほか、ウェーヒン側において軍用機による爆撃も行い、戦闘を繰り広げてきた。
軍評議会による重火器による見境の無い砲撃のため、ミョーハウンの村民7人、ユワティッの村民2人、タマインゴンの村民2人に銃弾が当たり、その中の1人が死亡し、住居の一部が倒壊した。

2022年1月12日 カレンインフォメーションセンター

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:KI )
( 記事ID:6250 )