日本におけるベトナム・フェスティバル、東京で正式に開幕
2020年11月07日付 VietnamPlus 紙
2020年日本におけるベトナム・フェスティバル開幕にあたり、テープカットをする代表者たちの様子
2020年日本におけるベトナム・フェスティバル開幕にあたり、テープカットをする代表者たちの様子

日本におけるベトナム・フェスティバル、東京で正式に開幕


これは日本におけるベトナムのイメージアップを図るキャンペーン活動の一環であり、日本人のベトナムに対する理解を深めるのに貢献している。



国営ベトナム通信社の東京駐在特派員によると、11月7日(訳注:2020年)、日本におけるベトナム・フェスティバルが東京で開幕し、日本の政府高官や国会議員をはじめ、両国の多くの人々が参加した。

これは日本政府による「Go To トラベル」キャンペーンの対象に東京が追加されて以来、開催される最初の大規模な祭典となる。

開会式では、実行委員会委員長のヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使が、この祭典は「Go To トラベル」「Go To Eat」という政府の呼びかけに応えて開催されたものであると述べるとともに、来年の東京オリンピックの成功裏の開催に向けベトナムとして日本への支持を表明した。

日本の鷲尾英一郎外務副大臣は、今年は、呼吸器感染症である新型コロナウイルスの影響により、両国の往来が例年ほど活発ではなくなったと述べている。そのため、日本におけるベトナム・フェスティバルは両国の人々が交流する良い機会となる。

さらに、鷲尾副大臣は、日本政府がパンデミックを乗り越え、東京オリンピックの開催を成功させるとの決意についても強調した。

越日関係について、鷲尾副大臣は、「近年、両国の関係は経済、政治、社会などの多岐にわたる分野において素晴らしい発展を遂げており、先月には菅義偉総理大臣が就任後初の外遊としてベトナムを公式訪問した」と述べた。

現在、日本の連立与党を自由民主党(LDP)と共に組んでいる公明党の山口那津男代表も同じ考えで、菅総理が初の外遊先としてベトナムを選んだことについて、両国の関係が発展していることを示すものだと述べている。

また、このたびの祭典がその関係を強化する一助になるとの期待も述べた。

一方、日本の宮内秀樹農林水産副大臣は日本におけるベトナム・フェスティバルは両国の人々が飲食の分野で交流できる良い機会であると述べた。

また、同副大臣は、両国の農業分野において協力関係を継続的に強化していくことに期待を寄せており、日本はベトナムに柑橘類の輸出、逆にベトナムからは竜眼やライチの輸入に意欲的であると述べた。

ベトナム・フェスティバルは、両国の国交樹立35周年を記念してベトナム大使館が日本側と共同で、2008年から毎年開催しているイベントである。

これは日本におけるベトナムのイメージアップを図るキャンペーン活動の一環であり、日本人のベトナムに対する理解を深めるのに貢献している。

今年の祭典に参加する人は、ベトナムと日本の伝統に根ざした伝統的な料理や、民族の文化的・芸術的なプログラムを楽しむ事ができる。

実行委員会は、この祭典が、ベトナムと日本の文化活動および民間交流の再開の期待に応えるとともに、コロナウイルス流行を防ぐ事と東京都の社会経済活動の復興にも寄与することを期待している。

参加者の安全を確保するため、実行委員会はすべての参加客にマスクの着用と、入口での体温計測を呼びかけている。祭典は11月8日まで続く予定である。

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( 翻訳者:吉武奏 )
( 記事ID:6255 )