『南方の森』に続き、『西都の美人』も映画化へ
2022年01月09日付 VietnamPlus 紙
昔の『西都の美人』の女優ヴィエット・チン
『南方の森』に続き、『西都の美人』も映画化へ
多くの有名人や多くの観客の子供時代を結びついている2本の著名なオリジナル作品の映画化は、「前任者」の影を乗り越えるためにうまくやらねばならないという多くの課題に直面している。
特に南部の観客にとって著名な2本のテレビドラマが、2022年に映画化される。制作各社によると、大きなスクリーンでの『西都の美人:まだ語られていない話』プロジェクトはCGVが実施し、映画『南方の森』はギャラクシーとHKフィルムが共同制作する。
現在、2つのプロジェクトはキャスティング段階にあり、映画の公開日はまだ発表されていない。
1996年に公開された『西都の美人』シリーズは、ホーチミン市テレビスタジオとホーチミン市テレビ局、そして優秀芸術家であった故レー・クン・バック監督が制作した。
『西都の美人』と言えば、当時の南部映画の美女、女優ヴィエット・チンである。女性諜報員ラム・ティ・ファン氏がモデルとなっている、主人公バック・クックの役を演じ、忘れ難い印象を残し独自性を築き上げた女優だ。シリーズはHTV9チャンネルで放送され、視聴者に非常に愛された。
制作会社によると、映画はバック・クック『西都の美人』のテレビ版とは異なる角度で制作する。それゆえに、配役とこの映画の両方が後の「後継者」にとって大きな試練と見なされる。
これに数日先立ち、『南方の森』の映画化も観客に紹介された。制作部門によると、グエン・クアン・ズン監督は、映画の実施において、1997年のテレビ版を成功させたグエン・ヴィン・ソン監督と協力するつもりである。
テレビシリーズ『南方の地』は、ホーチミン市テレビ制作会社(ホーチミン市テレビ局)とグエン・ヴィン・ソン監督が制作した。それは作家ドアン・ゾイのオリジナル小説『南方の森』を原作とし、11話からなる。
グエン・ヴィン・ソン氏は、昔テレビ版を制作した際は、経費上の制約のため制作チームは「森」の要素を取り除いた、と言う。映画版について、グエン・クゥアン・ズン監督は、5年前から制作を企画しており、また、作品を原作小説、オリジナルタイトルの精神に持って行くと言う。
グエン・クアン・ズン氏はまた、映画の登場人物、特に映画の魂である主人公の少年アンに多額の投資をする予定で、もし適切な俳優が見つからなかったら撮影を開始しないだろう、と言う。
『西都の美人』のように、『南方の地』の11話は多くの人々の子供時代と結びついており、そのために、この件には多くの課題があり、映画版が以前のテレビドラマを継承し発揮することが期待される。
(訳注)「西都」(Tây Đô):メコンデルタの中心都市カントー市の異名
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( 翻訳者:大西奈実 )
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