トゥア・ティエン=フエ省:フエ王宮のナイトストリートがオープン
2022年04月23日付 VietnamPlus 紙
フエの手工芸品の屋台を多くの観光客が訪れている様子
トゥア・ティエン=フエ省:フエ王宮のナイトストリートがオープン
ナイトストリートの空間は、メインストリートである八月二十三日通りとレフアン通りで開催され、段々と広げられ、フエ王宮周辺の各メインストリートまで整備される。
4月22日夜、ゴモン広場において、フエ市人民委員会は、フエ遺跡保存センターと協力してフエ王宮ナイトストリートのオープニング式典を開催しました。
式典において、フエ市人民委員会のヴォ・レ・ニャット委員長は、「フエ王宮ナイトストリートは、地域の観光サービスの興隆をより一層推し進め、社会経済の発展に貢献すべく実施されるものです」と述べました。
ナイトストリートの空間は、メインストリートである八月二十三日通りとレフアン通りで開催され、段々と広げられていき、フエ王宮周辺の各メインストリートまで整備されます。
ナイトストリートは、一つの特色ある経済・文化空間を作り出し、観光客にとって興味深い体験となることでしょう。また、ユネスコ(UNESCO)に称えられた多くの世界遺産と共に、長きに亘る歴史と豊かな文化を持った、教養ある文明的な人々と地域に関する美しいイメージを広めることに貢献するでしょう。
フエ王宮ナイトストリートは、毎週金曜日と土曜日の19時から23時に開催されます。これは、歩行者天国、各種の芸術プログラム、およびフエ固有の伝統的な工芸品とフエ料理を展示販売するエリアを結んだストリートです。
フエ王宮ナイトストリートには3つのメインステージ、4つの公共パフォーマンス会場と、地域住民も参加して一緒に伝統的な手工芸品を展示販売する屋台などが27か所あります。
フエ王宮ナイトストリートのメインスペースには、伝統的な手工芸品や伝統美術、フエの伝統的なアオザイなど、古のフエのような空間があります。宮廷のスペースでは、タイ・クエット・ダイの中庭とゴモンの中庭において展示コーナー、芸術パフォーマンス、宮廷パフォーマンスが行われます。フエ市民のスペースでは、凧、太鼓、タインティエンという紙の花、扇、ノンラー(訳注:三角の形の笠)、蓮で作られた製品の展示や演奏、販売が行われており、フエ料理のスペースでは様々な種類のチェー(訳注:ベトナム風ぜんざい)やケーキ、お茶、薬、香辛料などがみられます。
さらに、ナイトストリートではまた、ストリートミュージックやアイドル音楽、竹笛の演奏やバイチョイ(訳注:ベトナム中部に伝わる伝統芸術・民俗娯楽)の実演など、団体による芸術パフォーマンスもあります。
フエ市人民委員会は、フエ王宮ナイトストリートを王宮の外の空間と、八月二十三日通り・レフアン通り・ダンタイタン通り・ドアンティディエム通りの4つのメインストリートで実施する計画を作りました。まずは、フエ王宮ナイトストリートの全体を形成するにあたりベースとなる、八月二十三日通りとレフアン通りにおいて、ナイトストリートを試験的に展開する予定です。ティンタム湖、ホックハイ湖、タントー楼、チャン・ビン・ダイ地域、グハー川やトゥオンタイン地域、エオバウ地域など、王城内の他の重要な各所に段々とつながっていく予定です。
古のフエの空間を再現するというアイデアに基づき、国民や観光客は、各種パフォーマンスを楽しんだり、伝統的な遊びや伝統的な技術を体験したり、特色のあるフエ料理を味わうことができます。
フエ王宮ナイトストリートは、夜のフエ観光の絵の中でもオリジナリティのある魅力的な見どころの一つとして貢献していくでしょう。
【1枚目の写真】フエの手工芸品の屋台を多くの観光客が訪れている様子
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:齊藤彩果 )
( 記事ID:6369 )