外務報道官、中国の禁漁令に言及
2022年04月29日付 VietnamPlus 紙
外務報道官、中国の禁漁令に言及
ベトナム外務省の報道官が、ベトナムの領海を含む南シナ海での禁漁令を中国が制定したことに対するベトナムの反応について、記者からの質問に回答した。
4月29日、ベトナムの領海を含む南シナ海における3か月間の禁漁令を中国が制定したことに対するベトナムの反応について記者から問われ、ベトナム外務省のレ・ティートゥー・ハン報道官は以下の通り明確に回答した。
中国による南シナ海における禁漁令に対するベトナムの立場が一貫していることは、これまでの間、はっきりと断言されている。
この禁漁令が示す範囲の一部は、ホアンサ諸島(中国名:西沙諸島)に対するベトナムの主権、また1982年の国連海洋法条約と2000年に中国とベトナム両国が署名したトンキン湾の境界画定協定に基づいて定められたベトナムの主権と管轄権を侵害している。
ベトナムは、南シナ海海域において生物資源の保護のための各措置の実施にあたりホアンサ諸島に対するベトナムの主権、ベトナムの領海に対する主権と管轄権を尊重し、状況を複雑化させることなく、南シナ海海域の平和、安定、秩序の維持に貢献するよう、中国に要請する。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:高橋海洋 )
( 記事ID:6372 )