連邦団結発展党(USDP)の党幹部大会、厳重な警備のもとで開催
2022年06月08日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
本日ネピドーで始まったUSDP党幹部大会(写真は党員のフェイスブックより)
ウー・タンテーは自身の議長としての任期を延長できるように法律規則を改正する意向で、党内で不満が高まっていると党関係者は述べるが、裏は取れていない。
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党総裁を含む指導者交代の可能性がある連邦団結発展党(USDP)による党幹部大会がネピドーにある党本部で厳重なセキュリティのもと本日(6/8)から開催されている。
2日間に渡り開催される大会で党総裁と中央委員会の交代の可能性があると関係者は述べ、党本部敷地内では武装した兵士が警護し、外部にも武装した兵士と軍用車両がいるとのことだ。
「党本部の敷地の周辺には状況に対応した警護を行っている。彼らが党本部で過ごしているあいだは、安全、安心できる状況に整えておくのだ」と党の報道官のドー・インミンミンスウェが昨日午後、本誌に述べた。
ネピドーのレーウェー区に隣接したデッキナティーリー区内、セイロンテツボクのロータリーの近くにあるUSDP本部周辺に来た人を交通巡査が取り締まり、その周辺の警備をしている警察や兵士が多数いると地元民1名は言う。そのセイロンテツボクのロータリーのそばで5月16日に爆発が起こった。爆弾を爆発させ、軍を支持するイベントに参加しようと集まっていたUSDPの党員を襲撃したということをネピドーを拠点とする国民防衛部隊(PDF)の関係者が述べた。
クーデターを起こした軍評議会が来る2023年に選挙を行うことを仄めかしてきたが、それと合わせるように、USDPも数年間に渡り開催してこなかった党幹部大会を行うこととなった。軍に対する反対運動を起こす人々が軍隊とその支援者たちを攻撃している時期であり、USDPは厳重なセキュリティーの元で党大会を開催する。
治安上の懸念から匿名を希望する、会議出席党員は「とても重要な会議である。CEC(執行委員会)の再選やらの再選もある。彼らをここで選ぶのだ。ヘビーに重要だ。変更があるかないかも、党幹部大会約400人の考えによって決定するのだ」と述べた。
党総裁の変更の有無に関しては、明日(6月9日)まで分からないとのことだ。USDPのもう1人の報道官ドクター・ナンダーフラーミンに連絡し尋ねたところ、やはり、発表を待つのみだと返事が来た。
党幹部大会を開催する目的は5つあり、来る選挙で勝利することも含まれているとドー・インミンミンスウェが述べた。
2016年以来現在に至るまで党総裁を務めるウー・タンテーは、軍政権時代にエネルギー省副大臣とウー・テインセイン大統領時代にエネルギー省、鉄道省の大臣として任を得た。政党の副党総裁はもと士官であるウー・キンイーとウー・ミャッヘイン、ウー・フラトゥンである。
ウー・タンテーは自分の任期を延長するために党規則の改正を望んでおり、政党内の不満が徐々に出てきていると政党と近しい人が言っていたが、その情報については、確認中である。
USDP党の指導者に関して、中央委員会委員であるミンキン郡の元国会議員ウー・マウンミンは、自身のSNSで「拙劣な指導の下では輝かしき政党にはなり得ない」と述べた。
そのほか、その人は党総裁としてウー・タンテーとウー・キンイーを推すと書き記していた。USDP党総裁の地位に関連して、ウー・テインセイン大統領と議会の元議長であるトゥラ・ウー・シュエマンとの間で対立が生じた後、2015年8月トゥラ・ウー・シュエマンが解任された際には夜更けのクーデターと名付けられた。
国民民主連盟(NLD)党が初めて参加した2015年の選挙では、USDPは41議席を獲得したが、その後2020年の選挙では33議席のみの獲得となった。
選挙で大差で敗北した後、軍の支援を受けたUSDP党が選挙結果を受け入れられないことを何度も表明し抗議した他、軍を支援するイベントなども行われた。
選挙後2か月が経った2021年2月1日、軍が文民政府を排除し、NLD党の指導者と党幹部を何百名も拘束しクーデターを起こした。
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( 翻訳者:H.O. K.Y.M. M.T.T. K.K.M )
( 記事ID:6386 )