日本、オミクロン株の特異株亜種BA.2を懸念
2022年04月08日付 VietnamPlus 紙
【写真】日本、東京においてコロナ感染を防ぐためマスクをつけた市民(共同/国営ベトナム通信社)
日本、オミクロン株の特異株亜種BA.2を懸念
東京医科大学病院の分析結果によれば、現在入院している新型コロナウイルス感染症(訳注:以下「コロナ」)患者のうち約80%がBA.2に感染していることが確認された。
日本にある複数の病院による分析結果では、オミクロンの特異変異株BA.2は、オミクロン株よりも重い症状を伴って日本において急速に広がりつつあることが明らかになっており、重症化しやすい高齢者の間で感染が拡大するリスクに対する懸念を示している。
東京医科大学病院の分析結果によれば、現在入院しているコロナ患者のうち約80%はBA.2に感染していることが確認された。
ほとんどの患者は若者であるが、オミクロンと比較してより重い症状が出ている。
東京に位置する別の病院である昭和大学病院は、入院しているすべてのコロナ患者に対してウイルスのゲノム解析を行った。
その結果は、BA.2感染率が、2月初週の10%から2月の最終週と3月上旬には80%に上昇したことを示した。
患者の約60%はおよそ20歳から30歳の間であり、その中には患者が未だコロナ発症予防ワクチンを接種しておらず、肺炎を患い酸素吸入を必要としているケースもある。
昭和大学病院の相良博典病院長(訳注:原文の氏名に誤りがあったため訂正した)は、これまでのオミクロン株よりも変異株BA.2の方が症状を強く引き起こすと述べた。
若者でさえも明らかな症状が出るため、高齢者や、もともとより重症化リスクのある年齢層はこの変異株の影響に注意が必要である。
まだワクチンを接種していない人々に対しBA.2が肺炎を引き起こす可能性に関して、相良院長は、この病院で確認された患者の場合ももともとは健康であったと述べた。
元来オミクロン株は肺炎症状を引き起こし難いが、肺炎の症状があるコロナ患者の数は最近増加する兆しがあることから、未だワクチン接種をしていない場合は注意しなければならない。
【写真】日本、東京においてコロナ感染を防ぐためマスクをつけた市民(共同/国営ベトナム通信社)
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:齊藤彩果 )
( 記事ID:6388 )