日本の長期債務、1000 兆円超え
2022年05月10日付 VietnamPlus 紙
【写真】日本の10,000円紙幣(写真:AFP/ベトナム通信社)
日本の長期債務、1000 兆円超え
日本の長期債務が最高額を記録するのは18年連続となり、日本の長期債務残高(いくつかの債権を除く)は2020年度会計比で、4.4兆円増加した。
在京ベトナム通信社記者によると、5月10日、日本財務省は、日本の長期債務残高が歴史上初めて1000兆円(およそ7.7兆USドル)を超えたことを明らかにした。
財務省によると、2021年度会計(2022年3月まで)において、日本の長期債務は1017兆円に達した。
日本の長期債務が最高額を記録するのは18年連続のことである。2022年度会計比で日本の長期債務残高(いくつかの債権を除く)は4.4兆円増加したが、これは主に、人口の高齢化による社会保障支出の増加と、COVID-19に対処するための緊急支出の増加によるものであった。
2022年度会計において、日本の国会は107.6兆円の予算を通過させた。
人口の高齢化が引き続き医療支出を押し上げている状況を背景に、2022年度会計の推定総予算における最大の政策支出は社会保障となっており、これは約4400億円増加して過去最高の36兆2700億円となり、総予算の33%以上を占めている。
税収は65兆円強程度のみとなる見通しのため、日本政府は財政赤字を補填するために36兆9300億円の公債を発行する計画だ。
さらに、連立与党は4月に入って、燃料や食糧の価格上昇による悪影響に対処するため、2兆5000億円を超える2022年度会計補正予算案を策定することで合意した。
これにより、日本の財政赤字は日増しに拡大し、債務の状況もより悪化すると推測される。
【写真】日本の10,000円紙幣(写真:AFP/ベトナム通信社)
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( 翻訳者:奥山和貴 )
( 記事ID:6391 )