海外から金を輸入し、精製して再輸出する予定
2022年07月09日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙
中央銀行による規制と新型コロナウイルス感染症のために停止されていた、一部の国々から金を含む材料を輸入して、ミャンマー国内で精製し、再輸出するという制度の再開を計画していることが分かった。
海外から金を輸入して再輸出することは、国内と世界の金市場が連関しているということであり、海外の技術で金製品を造る際は、機械での製造であるため、減衰率が低く加工賃の出費がないほか、5年経つまで変色するといったことがないことも分かっている。
「海外から(金を含む)材料を輸入する。機械類も含まれる。技術も含まれる。国際的な技術の場合、5年も変色しない。昨年製造していた。ここで工場さえ開設していた。後になって中央銀行がTT(翻訳者注:Telegraphic Transfer Remittanceの略、銀行振込)を許可せずに、LC(翻訳者注:Letter of Creditの略、銀行による支払確約状)しか許可しなくなったというので、事業は停止した。さらに、コロナが発生して始められなかった。今やっと再開できるのだ。始められるとはいえ、向こう側の人たちがまだ来ない。国内航空路線もまだ完全に再開していないし、世界の金市場がまだ安定していないこともある。コロナとも関連して、人が来なくてはならず、物品もチェックしなければならない。そうしてやっと、卸値で売ることができるのだ」と、ヤンゴン管区金事業主協会会長ウー・ミョーミンが話した。
金や宝石の装飾品を含めた金製品の輸出において、5万米ドルを下回る場合にはTT制度が利用でき、5万米ドルを上回る場合にはLC制度を実行しなければならないと、中央銀行が再度規制しなおしたため、海外から金を輸入し、再販売することを再開することが分かった。
ウー・ミョーミンは、「我々はTT制度が許可されれば、何の経費も掛からない。LC制度だと、銀行の手数料が大変嵩む。それから向こう、日本に、物が到着してはじめて送金されるので、ひと月ほど経った時には、時価が変動してしまい、相手が損すれば相手の、 相手が損しなければ自分が損する。だから、以前は停止していた。輸出をする国々とは、貿易関税協定を結んでいる。協定があるので、向こう(海外)が輸入しようと、こちらが輸入しようと、関税はかからないのだ」と重ねて明らかにした。
金の輸入について、一部のASEAN諸国を含め、インド、日本、及び韓国から輸入し、国内の金製品や宝石の装飾品等を(それらの国々が)再購入するので、金市場を開拓する必要もないと彼は述べた。
現在、国内のヤンゴン金市場はというと、金の買い手が少なく、売り手だけが多い状況であるとのことだ。
昨日7月8日は、国際金価格が1オンス1741米ドル、国内金価格が204.7万チャット(翻訳者注:7月8日のレートで1105.38米ドル)であることが分かった
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( 翻訳者:NY )
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