国境から輸出される米と豆を含む商品全てをドルのみで決済するよう改定
2022年07月02日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙
国境貿易において、米・豆・トウモロコシや油料作物を始めとした商品の輸出全てをアメリカドルのみで決済するよう外国為替監督委員会が再改定した。
国境ゲートからの貿易の際、人民元・バーツの直接使用が許可されていたところ、今月7月からはドルのみで決済するよう再決定し、当該文書を先月6月30日に発表している。
「人民元・バーツを両替する代わりに、商品価格をドルで定めるとする公文書が出た。中国に送る米・屑米・トウモロコシ・豆・ゴマ・ゴムを始めとした様々な商品について、アメリカドルで価格を定めて中国へ輸出しなければならない」と、ムセ(翻訳者注:シャン州の国境沿いの都市)米穀卸売所副所長のウー・ミンテインが述べた。
国境貿易で獲得した輸出収入を中央銀行に対して1ドル1850チャットのレートで入金しなければならず、入金しなければ、会社はブラックリスト入りあるいは免許停止となることも判明している
中央銀行に対して1ドル1850チャットのレートでドルを入金しなければならないのと同様に、商人たちにとっては(取引に)必要なドルを中央銀行側が全額販売(チャットから両替)してくれて初めて商人たちにとっては順調に取引をすすめられるのであり、もしもドルを販売できない状態ならば、商人たちは困難に直面し国境貿易は停止してしまう可能性があると、商人たちは述べた。
「昔、人民元・バーツの使用が許可される以前、ドルで支払わなければならなかった頃、輸出で獲得したドルを中央銀行に入金する必要はなく、獲得したドルを手元に置いておくことができたのと同様、自分の好きな価格の時にまた売ってもよかった。今は1850チャットで入金しなければならない。この制度は私達商人たちにとって都合が良くないだろう」と別の商人が語った。
国境貿易を海上貿易の形式に置き換えたものであり、現在のように改定したことにより国境貿易の状況がどうなっていくのか注視しなければならないと、商人たちは述べている。
輸出収入としても、輸出品の輸出後45日以内に必ず着金しなければならず、輸出許可証の期限を1ヶ月とするよう商業省が定めたこともわかった。
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( 翻訳者:C.O )
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