ザガイン管区の4県8郡でNUGが国民行政を始めているため、軍評議会任命の行政官に対し辞任し任務地を離れるよう警告
2022年07月11日付 その他-キッティッメディア紙 紙


 ザガイン管区モンユワ県、カンディー県、タムー県とモーライ県にある8郡で国民行政(翻訳者注1)を始めているため、暴力的な軍の下で任命された行政責任者(翻訳者注2)全員が辞任するよう、そして任務地から離れるよう、国民統一政府(NUG)の行政組織が正式に警告している。
 ザガイン管区34郡のうちの8郡で国民行政が開始しており、他の郡でもNUGが活動し始めていることがわかった。
 カンディー県ホマリン、カンディーの2つの郡、モンユワ県アヤードー、ブダリン、チャウンウー、モンユワの4つの郡、タムー県タムー郡とモーライ県モーライ、パウンビンの2つの郡、合計8つの郡でNUGが国民行政を始め、軍評議会の下で任命されたすべての行政官に対し、辞任し任務地から離れるよう警告を行ってきた。
 ザガイン管区内では、NUG政府が村落、地区、郡、県という各レベルで国民行政組織を結成し国民行政機関が業務を始めているところであり、暴力的な軍隊の下で違法な形で任務に就く各レベルの行政責任者全員に対し、7月10日から10日以内に辞任し、任務地から離れるように発表して警告している。
 上記の指示に従って行動することをせずに暴力的な軍の行政機関に自ら参加した場合は、国民の命、住居、幸福を妨害し破壊する人物と見なし、反テロリズム法を含む現行法によって激しく処罰していくという点が(警告の)最後にあった。

翻訳者注1:クーデターにより政権を握った軍に代わり、民主派勢力が中心となっている国民統一政府(NUG)による行政組織が地域を統治する行政制度を指す。
翻訳者注2:軍に任命された行政官あるいは行政責任者とは、村落、地区、郡、県の各レベルで行政官(オウッチョウイェーフムー)と呼ばれる人で、各レベルでの行政のトップを指す。郡および県レベルは公務員が任命されるが、村落と地区のレベルは選挙で選ばれた地元の有力者が務めることがほとんどである。クーデター以降については、村落および地区レベルの行政官(地区長、村落区長)を軍評議会が任命していることが多い。

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( 翻訳者:K.Y. )
( 記事ID:6444 )