ドルの取引価格が終値2600チャットとなったが、取引市場では2800チャットまで払って買う人がおり、活発な市場取引となっている。

ソーヌエウー

　市場内情報によると、国内の金価格とドル価格は最高記録に達し、1ドル2600チャット、金1チャッター（約16.3グラム）が230万チャット以上にまで上昇した。
　全国で国民防衛部隊が軍事行動を強化すると警告を発したあとの7月26日に、金価格とドル価格が急速に上昇したと、経営者たちが語った。
　午前中の取引開始価格の最高価格は1ドル2480チャットであり、午後遅めの時間には2600チャットまで上昇したそうだ。
　「朝は2550チャットで無理矢理買いにきた。それをまだ売りたくないので、売らなかった。午後遅い時間にはドルの活発な売買が行われる形になった」とドルを売る準備をしていたある人は言った。
　この活発な市場では、7月26日に1ドルあたり2800チャットを支払い、購入できる限りのドルを購入していった人がいることも市場内からわかった。
　同様に、金市場でも、軍評議会の支配下にあるヤンゴン金取引事業主協会は、金1チャッターあたり206万チャットで取引開始しているが、外部市場（翻訳者注：軍評議会の管理下にはない、つまり価格調整がされておらず実勢価格で取引されている市場という意味）では230万チャット以上の値段となっていると、ある金取引業者が語った。
　軍評議会が民主化活動家4名に死刑執行した後、市場で金とドルの買い手が非常に増え、競いあって買うようになったと、ある経営者が言った。国内の戦闘がさらに激化することを想定し、チャットの代わりに金とドルを手元に置いておくために購入している。
　「チャットの通貨価値が徐々に下がってきたので、金とドルを買う人がさらに増えた。数日後には、1ドルが3000チャットまでになる可能性がある」と、別の金取引業者が言った。
　軍評議会のクーデターの後、軍評議会や銀行に対する信用が低下したので、銀行からお金を引き出し、金とドルと土地を買う人が増えた。2021年9月には1ドルあたり2800チャットまで記録した。現在、軍評議会は1ドル当たり1850チャットに設定しているが、（実勢取引では）以前記録した価格にまで達している。

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（ 翻訳者:H.N ）
（ 記事ID:6454 )