ロヒンギャへの謝罪をNUG大統領府報道官が述べる
2022年09月14日付 その他 - RFAビルマ語 紙
2021年3月3日、インドに到着した一部ロヒンギャ難民
国民統一政府(NUG)の大統領府報道官ウー・チョーゾーがロヒンギャに対し謝罪する旨、本日声明を出して明らかにした。
ウー・チョーゾーの謝罪を明らかにしたその声明は、9月14日本日、NUG臨時大統領ドゥワーラシーラが自身のソーシャルネットワークであるフェイスブックのページに掲載した。
2017年10月2日に、カナダ上院人権関連常設委員会で、証人として出席した際に間違った証言をしてしまったと声明でウー・チョーゾーが認めている。
自分が得た情報に基づき証言をしたものであり、文民政府を守りたいという意思で間違った発言をしたとウー・チョーゾーが述べている。
このような間違った証言は、いずれかの人物、特にロヒンギャ民族を傷つけたいという意図はなかったのと同時に、大変後悔しているともウー・チョーゾーは述べた。
ゆえに、ロヒンギャの兄弟と手を携え、平和(な社会)を共に作っていきたいとも述べた。
2017年8月にラカイン州北部ブーディータウン、マウンドー地域で軍の掃討作戦のため、ロヒンギャムスリム80万人以上が国境を越えバングラデシュ側に避難したが、それから現在5年以上になる。
この軍の動きの間、ロヒンギャの村が放火され、同時に集団で殺害されたため、民族虐殺と人道に対する罪に値するとして、オランダのハーグにおかれた国際司法裁判所(ICJ)に対し、ロヒンギャに代わりガンビアがミャンマーを提訴している。
この罪に関しICJには裁く権利がないとして、NLD政権時代の2019年12月第1回公聴会に、国家顧問ドー・アウンサンスーチーが自らハーグの裁判所に出向き抗議したことがある。
2021年2月1日のクーデターの後、この抗議すべてを却下しミャンマーに関しICJの決定を受け入れる、とNLD議員および党員とで構成されたNUGが公に発表した。
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( 翻訳者:ビルマ語メディア翻訳班(SA) )
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