軍が子ども300人を殺害し、3歳3ヵ月の子どもを含む家族に投獄刑3年を決定したことについて諸外国が口をつむぐことに対し、ウー・チョーモートゥン大使が国際連合において疑問を呈した
2022年10月11日付 その他-キッティッメディア紙 紙


ヤンゴン、10月11日

ミンアウンフラインが指導するミャンマーのテロリスト軍が子ども300人を殺害し、レッイェッコウンの学校にヘリコプターで爆弾を落としたこと、3歳3ヵ月の子どもを含む家族に投獄刑3年を決定したように、まるで幼い子供を犯罪者のように扱っていることを、ミャンマー大使ウー・チョーモートゥンが国際連合へ申し述べた。

10月10日にアメリカのニューヨーク市で開催された第77回国連総会第3委員会の会合で、ウー・チョーモートゥン大使が上記の通り申し述べ、子供の権利に関して、子どもの命と権利の保護を含む迅速かつ明確な行動を、全ての国際社会がとる必要があると要求した。

ミャンマーではそのような子供を保護する類のものはない。2021年に軍による違法なクーデターに付随して暴力的な軍により子供たちは命の危険にさらされており、自由な権利と様々な機会が制限されている。2022年10月7日までに2338人の民間人が暴力的な軍により残酷に殺害されている。そのうち91人が14歳以下の子供であり、209人が15歳から19歳の子供である。これらのことを大使が演説内で付け加えた。

 子供たちはミャンマー軍の暴力的行為の主な標的である。例えば2022年3月に3歳3ヶ月の子供が母親、祖母と共に投獄刑3年を言い渡された。そのように3歳3ヶ月の子供が犯罪者のように扱われる時に国際社会が何の行動もなしに傍観者としていても良いのか。こうしたことを議長と各国代表に質問したいと大使が述べた。

 9月16日に暴力的な軍がザガイン管区レッイェッコウン村の僧院の敷地内にある村の学校を爆撃した。これによって罪のない生徒たちが残忍に殺された。遺体は両親の元に返還されなかった。重傷を負った教師と生徒も逮捕されてしまった。ミャンマー軍は沢山の学校教師を逮捕し、国内各地の学校に部隊を配置している。これらの行為は教育を受ける権利を侵害する他、正しい教育への大きな妨害を生み出すと大使が述べた。

国際社会がしばしば行なっているスピーチや、非難と要求があった一方で、テロリスト軍は罪を免れる特権を享受し続けており、テロリスト軍によるミャンマー国内の子供たちに対する暴力行為と人権侵害は続いている。懸念の声をあげることが軍の非人道的行為を止めることにはならない。そのため、子供たちを守ることができるように共に協力して具体的な行動を即座に実行することや、国民統一政府を正式な政府として承認することなど、さらに具体的な措置を取る必要があると大使が求めた。

国際社会がテロリスト軍評議会に対して罪を問い、反論するのが遅れている間に子供たちの命と自由の権利が脅かされていることに注意を向けてほしい、ゆえに国連が特に子供たちの命と権利を守る措置などを含め迅速かつ明確な行動を起こすことを求める。そして安全保障理事会を含む国際社会がミャンマー国民を守る責任を負っているが、その責任を果たすことが遅れているとミャンマー国連大使であるウー・チョーモートゥンは指摘した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:K.Y.M, MY.S, H.N )
( 記事ID:6505 )