政治囚全員を釈放するよう、88世代指導者のコー・ミャエーは要求
2022年11月19日付 その他 - VOAビルマ語ニュース 紙


ミャンマーの政治状況を改善させるためというなら、基本的に政治囚全員を釈放する必要があると、昨日釈放されたばかりの88世代の学生指導者コー・ミャエーは述べた。VOAがコー・ミャエーに連絡を取り質問したことについて、マ・キンピュートゥエが詳しく報告する。

昨日、軍評議会の恩赦で釈放された人たちの中に政治囚が僅かしか含まれていなかったため残念に思うということを、釈放された1人であり、88世代平和オープンソサエティのコー・ミャエーがVOAに話した。政治犯罪で捕まっている人全員を釈放することは国のより良い将来のために根本的に必要なことであるとも彼は述べた。

「私が知る限りインセイン刑務所から全部で985人が釈放された。985人の中には外国人が4人、私たち国内政治囚が8人の計12人が含まれていた。私が見たところ。残りの人たちを私は見ていない。私が見たのはこれくらいだ。全国で50人余りくらいしかいないとも言われていた。私の見解を述べるとしたら-政治犯罪で収監されている人全員を私は釈放してもらいたいと思う。これは基本事項だ。本当に私たちの国の将来をより良くすることを考えるならば、政治囚というのが刑務所の中にいなければならないのはおかしい。私が思うのは505条で収監された人たちがまだたくさんいるということだ。その人たち全員を釈放する必要があると思う。釈放された人たちの中で政治囚は少ししかいないということに対して私はとても残念に思う」。

政治囚を支援する組織であるAAPP(政治囚支援協会)は、釈放された人たちの内、政治囚70人余りのリストしかまだ作ることができていないと述べている。
刑務所内での生活状態に関してもコー・ミャエーは次のように続けて述べた。

「私たちの生活に関して、私はそれほど困難なことなどには遭遇しなかった。しかし、私が耳にしたこともある。聞いたことの多くが-このようなことだ。刑務所には状態の良い場所もあり、不快な場所もある。だとすれば私たちは知らないので全てを良いとも言えず、知らないことを全て悪いとも言えないと私は思う。それでなんであれ-全員が唯一つの信念で投獄されているのなら、一定の状態は確保されるべきだと思う。そのことくらいだ」。

刑務所内ではニュースを見る権利、読む権利、知る権利がないため、釈放された日に政治状況全体について検討することはまだできないことをコー・ミャエーは述べた。しかし、国民が息苦しい状況が更に悪化していることはおおよそ理解したと彼は語る。

「私たちの政治的闘いを振り返るとすれば私がずっとしてきたことは-ミャンマーにおけるフェデラル連邦制の確立、民主主義の存続…これは私たちの基本事項だ。そこへ行きつくためには様々な道があるだろう。私の場合自分が選んだことは非暴力で、ずっとそれでやってきたので非暴力で続けたい。私が思うところを述べる。述べるとしても、まとめて話すならば一番初めに検討しなければならないのは2010年から2022年の12年間において、非常事態の決定とともにクーデターを起こされるという状況に至ってしまったというのはどのようにしてそうなったのか、なぜそれが起きたのかという状況を私たちは繰り返し経緯を辿ったり遡ったりして再考しなければならないだろう。次に、確実なのはいずれにしてもミャンマーでは一民主主義国家であるために民族全員が互いに平等であるフェデラル連邦制を確立することが重要であるということだ。そのために私たちは行動し続けなければならない。そのためにできるところから、ミャンマー国民と共にと私は考えている。それだけだ」。

軍がクーデターを起こした日に、軍はコー・ミャエーを逮捕した。
彼は国にとって希望があるということ、状況はいつも悪いとは思わないことについても述べた。

「いつも悪いわけではない。いつも、今言ったようにありとあらゆる不幸の中でミャンマー国民が暮らしているわけではない。-私は国民にとって本当に幸福な日がやってくるだろうと信じている。私は信じているし、国民がどれくらい苦難に耐え、何代もの世代ずっと-耐えてきたか。国民にも信じる気持ちがあると私は期待している。頼りにもしている。それゆえ、私たちミャンマーの将来をより良いものにするために皆が全員で力を合わせ励むよう促したい」。

ミャンマーの状況を考える限り、若者は将来が消え去ったと考えていることや公正な政治の道筋が必要だと考えていることについても次のように続けて述べた。

「それで、将来が良くなるようにどうすればよいのかを考えるためには、公正な政治の道筋を見出す必要があると私は理解している。この公正な政治の道筋というのには基本的な点がある。基本的な点というのは常に言っていることだ。フェデラル民主主義だ。それは基本だ。その道筋を歩むために必要だと私はそう考える。そして、とにかく信念を持って歩む人は皆、転んだとしても確固とした信念をもっているとするならば私たちはそのまま歩むことができる状況にある。だから、信念を失うな。立脚点を見失うな。私たちだけが犠牲になったわけではない。全国民が代償を払っているのだ。それが私たちが代償を払ったものに値する私たちの将来のゴール…だと思う」。

昨日、恩赦によって釈放された88年世代平和オープンソサエティのコー・ミャエーにVOAがインタビューしたものである。

「国民勝利の日」を祝い、人道主義に基づいて全国規模で6000人近くの罪を免除をすると軍評議会が発表した。AAPP政治囚支援協会のリストによると軍がクーデターを起こしてから収監された政治囚は16000人以上おり、13000人は今も刑務所に収容されている。軍評議会側はこの数字は誇張されたものだと否定している。アジアを含む諸外国はミャンマー政治の変革のために、政治囚を釈放するよう軍評議会に圧力をかけている。

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( 翻訳者:H.O )
( 記事ID:6557 )