政治的理由で処罰することは無いと軍の指導者、政治活動家らは虚偽のプロパガンダと批判
2022年12月03日付 その他 - デルタニューズエージェンシー 紙

権力を掌握して以降、政治的理由により処罰を行ったことはなく、法律違反のために法律に基づいた取締りを行っていただけという軍指導者のミンアウンフラインの発言は、虚偽のプロパガンダであると、政治関係者たちは批判して述べた。

12月2日の幹部候補生の修了式のスピーチの中で、軍は、政治的に生じるようになった緊急事態のために、国の責務を一時司らなければならず、そのような責務に就いたあと、国を破壊させている者達を取り締まる必要があったと、軍の指導者は述べた。

政治の指導者、活動家、人権活動家に対して様々な法律の条項を用いて終始違法に行動してきた軍の指導者が現在のように主張していることは、本来の状況と全く異なっており、偽りで人を欺くものであると元政治囚の一人であるウー・トゥンチーが述べた。

「実際にはこのような人たちを、政治的恨みと憎悪によって、不法に逮捕、拘束し、様々な法律の条項を用いる、このようなことは、政治的意図によってほぼ制度化され行われている、その場合も、法律を超えた命令や指示を準備して行うのであり、これは法律違反であり、戦争犯罪である」と彼は述べた。

軍評議会が訴追し、逮捕しようとしているので、身を隠し逃げているラカイン州の政治家ウー・ペータンも、軍の指導者が都合よく話しているが、現在逮捕して取り締まっていることは、政治的な動機によるものであると指摘した。

軍の指導者であるミンアウンフラインは、軍は政治を行っているのではなく、国の問題を行っているのであると修了式のスピーチの中で述べた。この主張はただまやかしの言い逃れであるとウー・ペータンは批判した。

「国内で軍がクーデターを起こしたことも、政治である。彼らが行った政治のせいで国民がどれだけ辛い思いをしているのか見ての通りだ。しかし、彼らが権力を持っているときは、そのように言うこともできる。自分たちの行動だけが正しく、他の人たちの行動は間違っていると言っているのだ」と、ウー・ペータンが述べた。

クーデター以降、政治的な理由で処罰は行わなかったと軍の指導者はプロパガンダで言っているが、実際アウンサンスーチーを含むNLD政権の指導者ら、政治活動家ら、ジャーナリストら、多くの国民を逮捕して不当に起訴し刑罰を与えているのだと、政治関係者らは指摘する。

「軍評議会が現在拘束している人々や政治囚をよく見てみると、ほとんどデモによって逮捕されている人が多いことがわかる。平和的にデモをしていた人々を逮捕するということは、軍評議会側のみが法を破って逮捕しているということだ。政治囚の一人として、テロをしたという理由で逮捕されることは受け入れられるはずがない」と、クーデター後逮捕され拘束されていた国内の元政治囚は述べた。

政治囚支援協会(AAPP)が発表した情報によると、クーデターが発生してから現在まで、16500人以上が逮捕されており、3400人余りしか釈放されていないとのことだ。

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( 翻訳者:MY )
( 記事ID:6572 )