カンボジア、プノンペンからベトナム国境までの高速道路を近く着工
2023年04月22日付 VietnamPlus 紙
【写真】プノンペン-バベット高速道路の計画概要書によると、完成は2026年末、または2027年初頭となることが見込みまれる。(カンボジア通信社/国営ベトナム通信社)
カンボジア、プノンペンからベトナム国境までの高速道路を近く着工
カンボジアは、2023年6月からモックバイ国境ゲート(タイニン省)に隣接するバベット地区と首都プノンペンを結ぶ新しい高速道路の建設に取り掛かり、モックバイ-ホーチミン市高速道路と連結する予定である。
プノンペン駐在国営ベトナム通信社記者によると、カンボジア公共事業運輸省は、同国の首都プノンペンとバベット地区(スバイリエン州)を結ぶ新しい高速道路の2023年6月建設着工に向け最終調整を行っている。バベット地区はモックバイ国境ゲート(タイニン省)に隣接しており、建設される高速道路はベトナムのモックバイ-ホーチミン市高速道路と連結する。
4月21日に行われた、首都プノンペンのサムロンアンデス車両検査センターの開所式で、カンボジアのスン・チャントル公共事業運輸大臣は上記の情報を確認した。
予定によれば、カンボジアのフン・セン首相が、総投資額1,6億米ドル、総距離138キロに及ぶ、この東南アジアの国で二番目の高速道路プロジェクトである、プノンペンーバベット高速道路の起工式を主催する。
この高速道路は連結性を強化し、国境地域における社会経済開発、特にカンボジア・ベトナム両国の国境地域と地域の他の国々との間での輸出や貿易を促進することを目的としている。
設計書によると、プノンペン-バベット高速道路の幅は25mで、片側2車線の4車線である。首都プノンペンの第三環状道路が出発点で、カンダル州、プレイベン州、バイリエン州、
そして終着点がベトナム国境と隣り合うバイリエン州バベット市である。
プノンペン-バベット高速道路プロジェクトは中国道路交通社(CRBC)により投資、建設が行われる。
CRBCは、首都プノンペンと海岸沿いのプレアシアヌク特別市を結ぶ全長190kmを超えるカンボジア初の高速道路の投資主でもあり、建設・運営・譲渡(BOT)方式により総額19億ドルが投資された。
プノンペンープレアシアヌク道路はすでに完成しており、2022年10月から50年間、使用される。
【写真】プノンペン-バベット高速道路の計画概要書によると、完成は2026年末、または2027年初頭となることが見込みまれる。(カンボジア通信社/国営ベトナム通信社)
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( 翻訳者:志知真帆 )
( 記事ID:6673 )