フラワーストライキに参加した疑いでコーカレイの住民15名ほどが逮捕・拘束
2023年06月21日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙
6月19日はドー・アウンサンスーチーの78歳の誕生日である。これを記念するために行われた「フラワーストライキ」に参加していたとして、警察がコーカレイ市に住む15名を逮捕、ミョウマ警察署にて拘束し取調べを行っていることが近隣住民に対する取材でわかった。
コーカレイ市内の村落住民のうち、その日買い物から帰宅する際に花を髪に挿していた者と花束を持っていた者、あわせて15名を軍評議会が逮捕・拘束したということを、あるコーカレイ市民が以下のように語った。
「フラワーストライキが行われた日に、市内の住民15人ほどがミョウマ警察署にて逮捕された。髪に花を挿し、または花を手に持ち買い物から帰宅する途中に逮捕されたのだ。今朝の時点ではまだ解放されていない。有罪になるか解放されるかまだわかっていない。最近コーカレイの人々の拘束がかなり増えてきている。それは主にNLD時代の関係者の監視の強化と取り調べの強化によるものだ。そのため彼らは(軍や警察を)回避せざるを得ないケースが増えている」と先述の市民が本紙に語った。
コーカレイ市民を軍評議会の軍が逮捕・取り調べを行うということはますます多くなってきた。実際4月、5月、6月には、市民40人余りが逮捕・取り調べを受けた。一部のケースにおいて賄賂を渡すことで解放されることもあるが、ほとんどは罪に問われて起訴されるということが市民らへの取材でわかった。
6月19日、ドー・アウンサンスーチーの誕生会とフラワーストライキが一部の市や村、さまざまな革命地域(翻訳者注:民主派勢力が支配している地域)で開催された一方で、軍評議会の軍隊は目にした全ての、花を買う人や花を髪に挿している人、花束を持っている人たちを捜査、逮捕し、150人以上が逮捕されたことが各地元メディアの発表から分かった。
前述の逮捕された人の中には、有名なアーティストや政治的背景を持つ人々が含まれていることや、彼らは罪に問われ起訴されるだろうという情報も出ており、逮捕された地元住民の一部に対し誓約書に署名させ、釈放したこともわかっている。
カレン州を拠点とする弁護士ネットワークのメンバーの1人は、「カレン州ではパヤートンズーのほうで花が配られた。フラワーストライキとスーお母さんの誕生会が行われた。多くの革命組織が、軍によって逮捕されるということはまだない。コーカレイでは逮捕された。パアン側とミャワディ側では、逮捕に関する情報はまだない」と、本紙に語った。
最近、軍評議会はカレン州のいくつかの郡でのみ統治が可能な状況にあって、市の郊外でカレン民族解放軍(KNLA)との合同部隊が軍事行動をしているため、安全と領土の統制能力が減少しており、(軍評議会の統治地域が)攻撃されないように(軍評議会が)村落に向け銃火器で毎日威嚇射撃をしている旨を地元の軍事情報源が語った。
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( 翻訳者:G.M, A.I, S.T.M )
( 記事ID:6696 )