パレー郡への空爆により10名が死亡、連邦団結発展党支持者も含まれているとのこと
2023年06月28日付 その他 - ミッズィマ 紙
空爆により破壊された僧院
ヤウンニー
ザガイン管区パレー郡内の2つの村落に対し軍評議会が行った空爆により、本日6月28日夕方までに10名が死亡したと現地情報源が本紙に伝えた。
パレー郡内のニャウンゴン村落、チンピッ村落に対し、昨日6月27日午後3時半ごろ軍評議会のジェット戦闘機1機が空爆を行った。空爆の後、僧侶1名を含む8名が死亡し、ほどなくして重傷を負っていた2名が死亡したとパレー郡国民行政組織の代表ウー・ゾーテッが本紙に述べた。
「10名が死亡し、1名は状態が悪く治療を行っているところだ。死亡者は昨日夜のうちに埋葬した」と同氏は述べた。
重傷を負った女性はチンピッ村落出身であること、死亡者の内訳は70歳の男性1名、中年の女性3名、男性7名(僧侶1名を含む)だったとの情報を入手した。
前述の空爆で負傷した10名以上の住民が治療を受けていると、インマービン県第7大隊パレー郡駐屯パレー第1大隊の報道責任者コー・ズェが述べた。
軍評議会の空爆によりニャウンゴン村落の僧院が破壊され、住宅14棟で火災が発生したことがわかった。破壊された住宅のうち、連邦団結発展党(USDP)を支援していた者の住宅2棟も含まれていたと地元住民が述べた。
「選挙に勝つにあたってUSDP側から積極的に参加した二軒の住宅も爆撃された。一軒では家族全員が亡くなった。4人ともだ」と、地元住民の1人が述べた。
家族4人が亡くなった家はUSDP支持者の家であり、2015年の選挙において、ウー・テインセイン元大統領政権時に情報大臣を務めたウー・チョーサンがUSDPの候補となり、パレー郡選挙区から出馬した時に選挙動員をしていたことがあると一部の地元住民が述べた。2020年の総選挙においても、USDPから立候補したウー・チョーサンの部下として選挙動員を行ってきたと述べた。ウー・チョーサンもその部下も選挙には落選した。軍評議会の空爆により亡くなった人々の中にはUSDPの支持者が含まれるということを、本紙から連絡を受けたニャウンゴン村の住民5人が明らかにした。本紙としての個別の確認はまだできていない。
軍評議会の軍隊は地上では戦わず、民間人をターゲットとした空爆をしに来たとウー・ゾーテッが述べた。
本日6月28日にもパレー郡とインマービン郡で軍評議会のジェット戦闘機が少なくとも3機飛んでいたことが分かった。
「パレー郡とインマービン郡の両方の郡全体を旋回した。村々の上空に接近し、旋回するものがあった。一部の地域を旋回し長い間視察していった。10時ごろに1度、12時ごろに一度だった。発砲は無かった」とパレー郡を活動拠点とする国民防衛部隊であるJungle Hunter Revolution Forceのコー・スィッヤンナインが述べた。
軍評議会のジェット戦闘機が旋回しているため、パレー郡とインマービン郡に住む地元住民も繰り返し空爆を受けることを心配し、怯えている。
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( 翻訳者:H.K G.M A.I )
( 記事ID:6703 )