日本で最大の毎年恒例のベトナムフェスティバルが開幕


ファム・クアン・ヒエウ大使は、2023年のベトナムフェスティバルは、ベトナム人と日本の友人らが、ベトナムの芸術と料理を共に楽しみ、それを通して、両国間の親睦関係をより確かに実感するための機会であると確認した。



ベトナムと日本の外交関係樹立５０周年を祝う活動の一環として、6月3日、「希望」をテーマにした2023年ベトナムフェスティバルが日本の首都東京の代々木公園で開幕した。

開会式には佳子内親王、福田康夫元首相、林芳正外務大臣、山口那津男公明党代表、稲田朋美元防衛大臣、ベトナムのレ・ティ・トゥ・ハン外務次官、ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使、ベトナムと日本の各交流団体の各代表、そして、多くのベトナム人と日本の友人が参加した。

開会のスピーチをした福田元首相は、ここ数年の日越関係の力強い発展について喜びを表明し、代々木公園で開催の2023年ベトナムフェスティバルは、日越外交関係樹立５０周年（1973年9月21日〜2023年9月21日）を記念する意義ある出来事であると強調した。

日本の林外相はもまた、両国間で恒常的に行われている各レベルの交流を通じて体現されている、ここ数年の両国間の効果的な協力を確認した。その中で、最近の最も注目すべき出来事は、去る5月にベトナムのファム・ミン・チン首相が先進国首脳会議（G７サミット）拡大会合に参加したことであると述べた。

レ・ティ・トゥ・ハン外務次官は、2023年で最大規模のベトナムと日本の文化交流活動である「希望」をテーマとした2023年ベトナムフェスティバルは、互いに手を取り合って未来へ向かい、新たな発展の過程へと歩んでゆくための、両国の政府、地方、そして人民の希望を体現しているものだと確信していると述べた。

ファム・クアン・ヒエウ大使は、東京で毎年行われるベトナムフェスティバルは、両国の国家と人民をつなぐ文化交流の架け橋になっていると確認した。

大使によると、フェスティバルは、日本にいるベトナム人と多くの日本の友人が交流し、ベトナムの音楽、芸術、料理を共に楽しみ、それを通して、両国間の親睦関係をより確実に実感するための機会であるという。

フェスティバルは、越日外交関係樹立５０周年を記念するとともに、２０２３年5月8日に日本が新型コロナウイルス感染症予防のためのすべての勧告を正式に解除して以降、フェスティバルの規模が以前のように完全に回復したことを記念するもので、代々木公園で開催の2023年ベトナムフェスティバルでは、１４０ものブースが出店し、その内、５１のブースでは飲食物、８９のブースではベトナム文化の展示、紹介、即売が行われた。

ベトナム料理を取り扱うブースの前で長い行列を作る多くの人々の様子は、ベトナムフェスティバルにおけるお馴染みの特徴となった。

ミツキさんとチカさんは、ベトナムフェスティバルを心待ちにしていた日本の青年で、ベトナムフェスティバルに参加するのは今回が2回目だと言う。

ベトナム文化の美しさへの関心とともに、ベトナムの魅力的な飲食物は、フェスティバルにきた2人にとって常に重要な選択肢だと言う。

在日ベトナム企業の輸出入会社TOMO Trading KKの代表、レ・ティ・フオン・タオさんは、２０２３年ベトナムフェスティバルに参加できた喜びの気持ちを現した。

TOMO Trading KKは、ベトナムの塩コーヒーやバインミーといった多くの特色ある商品を紹介していた。

タオさんは、ベトナムの料理は人々を惹きつける大きな魅力があると言う。というのも、タオさんの会社がフェスティバルの初日に用意した各料理はすべて、ものの数時間の販売で売り切れてしまったからだと説明した。

ベトナムの伝統的な料理の他にも、ベトナムの特産物であるたくさんの種類の果物もまた日本人に有名である。

駐日ベトナム通商部参事官のタ・ドゥック・ミンさんは、ベトナム通商部はこのフェスティバルで、国内企業と共に、龍眼やライチといった果物の販売促進を行うと述べた。

そのブースは、日本の多くの参観客を引き寄せ、ベトナムの新鮮な果物の風味を味わっていた。

計画によると、２０２３年ベトナムフェスティバルは６月３日と４日の2日間にわたって開催され、数十万人の訪問客が見込まれている。

ベトナムフェスティバルは、２００８年９月に東京の代々木公園で初めて開催されたが、これは越日二国間の外交関係樹立３５周年を記念して行われたものであり、両国の国家レベル級のイベントであった。

同イベントは華々しく成功し、３日間で15万人の来場者を集めた。その成功以降、東京の代々木公園で行われるベトナムフェスティバルは、両国で毎年行われる最大の文化交流イベントとなった。


【写真】開会式におけるベトナムと日本の国旗敬礼の様子

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（ 翻訳者:笠井小雪 ）
（ 記事ID:6757 )