日本の将棋戦、初めてベトナムで開催
2023年06月05日付 VietnamPlus 紙
【写真】2人の棋士による対局は住民や観客が観戦できるよう大型のディスプレイで生配信された(TTXVN=VNA)
日本の将棋戦、初めてベトナムで開催
将棋の試合(対局)は、このマインドスポーツのベトナムでの普及を目指し、開催された。また、これは、外交関係樹立50年を記念したもので、日本とベトナムの両国民間の友好の懸け橋でもある。
6月5日、棋聖という日本将棋のタイトルを懸け、佐々木大地七段が藤井聡太七冠に挑んだタイトル戦・棋聖戦がダナン三日月ホテル(ダナン市)で行われた。
対局は日本将棋連盟によって開催された。日本の将棋(Shogiと呼ばれる)は知的遊戯の一種で、“日いづる国”日本で古くから継承されてきたものである。
今回の対局は、このマインドスポーツのベトナムでの普及を目指し、開催された。また、外交関係樹立50年を記念したもので、日本とベトナムの両国民間の友好の懸け橋でもある。
組織委員会によると、今回、日本将棋連盟によるタイトル戦が外国で開催されるのは4年ぶりである。
これまで、ほとんどの対局がロンドン、ニューヨーク、上海、パリのような大都市において開催されてきた。今回、日本将棋連盟は初めてダナンで開催することを決定した。このことはダナンが戦略的に重要な位置を占め、将来的に東南アジアにおいて中心的な地域の一つになる可能性を持っているということを示している。
近年、藤井聡太棋士がたった19歳のときに史上最年少で九段(プロカテゴリーにおいて最も高い段位)になるという記録を打ち立てたことにより、若い世代から多くの関心を集めている。
今年は、日本の文化に情熱を傾け、将棋に興味のある住民や観客は、この“知的遊戯”についてより深く知る機会を得ることができ、また、ダナン三日月ホテルにおいて“扶桑国”日本のトップ棋士と交流することができた。
ベトナム将棋倶楽部の副代表であるチャン・テー・チュンさんは、今回の対局は棋聖戦5番勝負の最初の第1局で、残りの4局は日本で開催されると述べた。
若くして傑出した才能のある藤井聡太棋士は、日本将棋の8大タイトルの内、7タイトル獲得した他、最年少で九段(プロ将棋の試合制度の中で最も高い段位)になったことや、名人と竜王(現在の日本将棋において最も高いタイトル)の2つのタイトルを獲得するなど多くの成績を残している。佐々木大地棋士もこれまでの大会で優秀な成績を残しており、今年の棋聖戦では“ダークホース”とされた。
対局は多くの住民や観客、日本とベトナムのメディア界の関心を集めた。
【写真】2人の棋士による対局は住民や観客が観戦できるよう大型のディスプレイで生配信された(TTXVN=VNA)
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( 翻訳者:渕山基 )
( 記事ID:6759 )