シャン北部にいる前線の兵士のために軍評議会が寄付を集める
2023年11月02日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
兄弟同盟の3組織が主導する作戦により劣勢に置かれる中、軍評議会と親密な関係を望む事業主は前線の軍に対して寄付金を与えている。
2023年11月2日 アウンナイン
ヤンゴン管区軍司令部で寄付をした元独裁者ウー・ネーウィンの孫、チョーネーウィン(写真)
シャン州北部に拠点を置く3つの少数民族武装組織の合同作戦により劣勢に置かれる中、前線の兵士のために軍評議会が事業主から寄付を受けていることが分かった。
コ―カン軍(MNDAA)、タアン軍(TNLA)とアラカン軍(AA)が今月27日から開始した「1027」作戦とともにシャン州北部のいたるところで戦闘が続き一週間が過ぎた。
北東軍管区の管轄地域で戦闘に参加している前線の兵士のために、ヤンゴン市とマンダレー市で寄付を受けたことを軍評議会が報道し、事業主合わせて60名が8億チャット以上を寄付したと述べた。
ヤンゴンでは商業事業主18名が4億3750万チャット、マンダレーでは事業主42名が3億3750万チャットを表彰金として授与したこと、昨日(11月1日)関係する軍管区司令官が式典で受け取ったことを軍評議会が発表した。
ヤンゴン管区軍司令部で寄付をした人の中には、有名な事業主である燃料油協会の事務局長でミャッミッターモン燃料油オーナーのウー・ウィンミン、元独裁者ウー・ネーウィンの孫であるOmini Focusバス会社オーナーのウー・チョーネーウィンらが含まれることが分かった。
さらに、ヤンゴン市カマーユッ区とバベーダン区でダイヤモンド店を開き、有名な俳優を用いて絶えず宣伝しているLucky Diamonds Myanmarダイヤモンド会社のオーナーであるウー・ウィンタンという人物も含まれる。
マンダレー市の中部管区軍司令部で行った寄付イベントには、元軍評議会メンバーおよび、元マンダレー管区首相で事業主でもあるウー・マウンコー、軍政時代のマンダレー市開発委員会元委員の息子と他の事業主も参加したことが分かった。
連日、軍事基地を失っているシャン北部の戦闘が発生する中、軍評議会が行った第一回寄付イベントではまだ他の著名な事業主は参加してはいないことが分かった。
クーデター軍を資金援助することは経済的な利権のための媚び諂いに過ぎないとマンダレー出身で、安全上の観点から匿名希望の女性事業主が批判した。
「単なる金持ちなのだ。土地や事業用の区画を得たので、寄付し返したのだ。何かを得たので、寄付したのだ。彼らは何を心配するというのか。発足した政権に諂うだけだ。仕事になるということが大事なのだ」と彼女はいった。
元独裁者のウー・タンシュエの時代には、売買の認可を付与したために病院に数100万チャットの寄付をさせたという例もあったことも女性事業主が述べた。現在も、利権を持つ将校たちがお金を払ったら土地を与えるといって、秘密の交渉が行われているということが知られている。
ネーピードーにおいて、クーデター指導者ミンアウンフライン上級大将が建設した世界一の高さを誇るとされる石仏のために、今年の6月29日、最上位のクローニー資本家らが、160億チャットの寄付を行った。
上位3名の寄付者としてCB銀行頭取ウー・キンマウンエーが20億チャット以上、ウェマー社のオーナーであるウー・チェーが20億チャット以上、エディングループのウー・ウンナカインが15億チャットを寄付した。
ミャンマーからノルウェーの通信会社テレノールが撤退した後、その通信事業の運営許可を得たシュエビャインピューグループオーナーのウー・テインウィンゾー、アジアワールド社オーナーのウー・トゥンミンナインらを含む連邦団結発展党の元総裁ウー・アウンタウンの息子と娘である現在の海軍参謀総長モーアウン将軍、弟であるUABのオーナー、ウー・ネーアウンと妹らは5億チャットずつを寄付して2番目に多い寄付者となっている。
軍事独裁制の根絶、領土の支配、自衛権とオンライン詐欺の撲滅のために軍評議会に宣戦布告した兄弟同盟3組織らの1027作戦を国民や政治勢力がそれぞれ歓迎した。
人々が革命側、正義の側に完全に立っている中、無法状態の資本家らの姿勢を、ポスト革命期に注意深く調べなければならないと国民統一政府(NUG)の計画財務投資省の大臣、ウー・ティントゥンナインが警告した。
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( 翻訳者:H.M,Y.A )
( 記事ID:6771 )