ナウンチョーにおいてTNLA/PDF合同軍と軍評議会の戦闘が続いている

ナウンジョー郡内で革命勢力が陣取っているオウンマティー村とオウンマカー村の間において、シャン北部へ援軍が北上している軍用車両の列との戦闘が続いている。

モーウー　2023年11月6日
年内に見られたTNLAの一部の兵士（写真―ミャッパン/Myanmar Now）

タアン民族解放軍(TNLA)と国民防衛部隊（マンダレー）MDY−PDFが陣取っている、ピンウールインの外れであるナウンチョー郡内で本日（11月6日）午前に軍評議会軍との戦闘が引き続き起きたことがわかった。

10月27日にシャン北部を拠点とする少数民族武装組織の3組織が「1027作戦」を開始した後、軍評議会側の援軍がやって来る可能性のある道を封鎖していたところ、シャン州北部入り口のナウンチョー郡内においても戦闘が引き続き起きた。

今月1日以来ピンウールインからナウンチョー方面へ向かってきた軍用車両の列とTNLA/MDY-PDF合同軍が対立しており、本日の午前中にナウンチョー郡内のシュエニャウンビン村の近くで戦闘が起きたことがわかった。

革命合同軍はナウンチョー郡サンマセー、オウンマティー、オウンマカー村の近くに陣取っており、軍評議会の軍は重火器の他、空爆支援もしていると分かった。

ピンウールイン−モーゴウッの分岐点に至る前、オウンマティー村とオウンマカー村の間、シュエニャウンビン村の近くに軍用車の列が到着しており、その場所で戦闘となったと村人の1人がMyanmar Now に本日午前に語った。

「戦闘は、朝、日が出ると起きている。今朝も起きていた。ヘリコプターもとても低い位置を飛んでいる。軍用車両の列はシュエニャウンビン村近くまで来ていた」

今日の午前9時頃にゴウッテイッ地域とシュエニャウンビン村の近くに到着していた部隊に攻撃しに行ったことを、TNLAニュース・情報部が発表した。

装甲車2台、軍用車(FAW※)10台程度、トレーラー2台を含む軍用車両の列がモーゴウッ分岐点に到着して以来戦闘が発生しており、その分岐点の左側のマンダレー-モーゴウッ間の車道上に革命軍が陣取っているサンマセー村が、その場所の北東側に直線距離で約2マイル離れたところに戦闘が発生しているシュエニャウンビン村がある。同様に戦闘が発生しているその村はナウンチョー郡南部から10マイル離れたところにある。

戦闘が発生している場所を示す地図（地図）

今朝、ナウンチョーでの戦闘状況に関してMDY-PDFに問い合わせたものの、今のところまだ連絡が取れていない。

昨日（11月5日）もシュエニャウンビン、サンマセー、オンマティー、オンマカー、ゴウッテイッとナウンチョーの間でほとんど一日中激しい戦闘が起き、空爆もあったことが分かった。

昨日一日で、軍が重火器による攻撃を行った回数は約50回にも上り、夕方6時ごろにサンマセ―村内に落下し爆発した際に、一部の住宅が焼失したとTNLAが写真とともに発表した。

兵士の死体と武器も回収したことを昨日発表していたものの、詳細は明らかになっていない。11月1日にナウンチョーでの戦闘において負傷し拘束された二人の兵士を治療したとMDY-PDFも発表した。

サムマセー村に重火器が落下爆発し、一部の住宅が焼失した。（写真―TNLA）

「1027」作戦の開始以降、コーカン軍（MNDAA)がマンダレー-ラーショー間の連邦幹線道路の通行を禁じており、その禁止事項に真剣に受け止め従うようMNDAAの報道官、リー・チャーウィンが促している。

「軍評議会が連邦幹線道路一帯に軍力を補充するために努力している。彼らは軍用車両で来ず、市民の車列で来ることもある。その時には、市民の車両であるのか、軍評議会を装った援助車両であるのかということを私たちが見分けるのは難しいのだ。つまり、よくない状況になるのが心配なのだ。どうかお願いしたい。」

コーカン、タアン、ラカイン軍を含む北部兄弟同盟三組織が、10月27日以来シャン北部作戦により戦闘を開始したところ、今日11月6日朝までに、大小120以上の軍事拠点を占拠し、戦闘捕虜100人以上と多くの兵器が得られたと、MNDAAの報道官が今朝ミャンマーナウに語った。

「1027」作戦から4日が経過した10月30日以来、軍の領土であるピンウールゥイン市と非常に近いナウンチョー市とゴウッティッ橋（ゴッティ鉄橋）を革命勢力が制圧した。

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（ 翻訳者:Y.A HR.M HN.M ）
（ 記事ID:6776 )