ピューソーティー、部隊結成のためバゴー管区で計画を強行
2024年01月17日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
バゴー管区の複数の郡で、人民軍と呼ばれるピューソーティー部隊を結成させたがっている軍が、村々に圧力をかけているとKNU、PDFは述べた。
アウンゼー リンティン 2024年1月17日
ネピドーに隣接するバゴー管区の村々で、人民軍部隊を結成するために、軍評議会が強制的に新しい人を徴集していることが、カレン民族同盟(KNU)を含む地域内の革命部隊や地元民達の情報からわかった。
協力しない村を軍評議会の部隊は焼き払い、兵役を免除するためには百万の桁のチャットを支払わなければならないという。
バゴー管区内で人民軍部隊を結成する圧力がかかっていることがパウンデー、オウポー、イェターシェー、スワー、ターガラ、ニャウンレービン、ウォー、チャウダガーなどの市で見られたことを、KNUと地元を拠点とする国民防衛軍(PDF)部隊が確認した。
人民軍部隊に参加しなければならないのは18歳から60歳までの男性であり、一つの村につき10人から30人までのリストを必ず渡さなければならないことがわかった。
「村には軍事訓練を受けたい者がいないと言うと、彼らが必要になったら召喚すると言ってきた。それで村落区長らが夜8時以降外で見かけたら引っぱる、村の中に入って連れていくことはないようにという話になった」と安全のため村の名前を明かさない、新兵の募集が行われた村の住人が述べた。
軍評議会は夜間に外出する者を狙って捕まえており、彼が住んでいる村では3人以上がピューソーティー部隊に入るために捕まえられたが、その後中年男性たちは安全なところに逃げ出せたと、自身もヤメーティン郡に避難してきた人物が述べた。
「今も道で遭った人に声をかけている。後になったら、ポーターとして引っ張られるという話も聞かれたので逃げてきた。村には年老いたの男性と子供、女性達のみが残されていた」と40過ぎの男性が語った。
1月13日にチャウダガー郡の郡長と国境警察は、ニャウンレービン市とチャウダガー市の間の道沿いある村々のリーダーを会議に召集し、ピューソーティー部隊のために新たに兵を集めるよう命令したと、長期にわたりカレンの革命を率いてきたKNUが1月4日に報じた。
「1つの村につき人民軍に20人ずつ参加しなければならない。人民軍に参加しない場合、見張りをしなければならない。見張りをしない場合は逮捕し、村を戦闘機で銃撃すると脅した上、国境警察のウー・ウィンミンアウンは、全雇用主は1人につき10万チャットずつを支払わなければならないと要求した」と、名前を明かさない一人の住民の発言を引用して KNUカレールィトゥー県情報報道局が報じた。
同様に、ターガヤ市タイェッコウン村の軍支持者ウー・ミョーティン、デワクウェティッ村のウー・ゾールイン、セッテータウン村の議長ウー・チョーソーらは、人民軍を結成するために圧力をかけていることを、地元住民2名とイェターシェー市の革命軍メンバーが確認したと語った。
圧力を受けた人から別途回答が得られるようミャンマーナウは連絡を取ろうと試みている。
シッタン河の東側に位置する村落の中にも、人民軍に加わりたくない人が免除してもらえるよう村落区長らと交渉していること、一世帯につき100万チャットほどで折り合うよう言われていることをその地域の70歳過ぎの男性が話した。
バウカウン郡の国民防衛部隊は住民に対し、人民軍への参加を避けるよう声明を出している。
バゴー管区のウォー郡では、村が大きければ15人、小さければ10人が登録しなければならず、人を出せない家は毎月2万チャット支払わなければならない旨首町側が発表したことがわかっていると、その地域で活動するPDFメンバーが語った。
ターヤーワディを拠点とするPDFであるターヤーワディ3802大隊、第6中隊Black Dragon(GBK-PDF)によると、1月13日、オウポー郡ワイン村落群内で、人民軍訓練のために集められていたカンニ村とスィンテーコウン村の30名以上を軍評議会の手中から救出することができたことがわかった。
[抵抗したら焼き払え]
ピューソーティー部隊を組織するためのリストを渡さず抵抗した、バゴー管区西部バウンデー市北部バゴー山脈の麓に位置するマウーグィンとタウンカマウ村を軍が1月13日に焼き払ったことが、地元の防衛部隊員への聞き取りで明らかになった。
この行為は、66師団傘下の50名程の戦線に配備された隊列による犯行であり、マウーグィン村の家屋33戸とタウンカマウ村の家屋72戸が焼かれたと、国民防衛隊3601大隊の通信情報担当者が語った。
家を失った約400人の人々が近くの森へ避難を余儀なくされていることがわかった。
軍評議会はこの件に関して翌日報道し、否定している。
軍評議会軍は、革命部隊と名乗る反逆者たちが「焼き払った」ものに過ぎないということを、「関係地域の治安担当者の一人」とされる人物の発言を引用して報じている。
現在、軍評議会の軍はバウンデー郡のパデッミャウンとカイングゥィン村に到着しており、世帯リストを要求しているということも、地元民の話からわかった。
マウーグゥィン、タウンカマウ、パデミャウンとカイングゥィン村はバウンデー市北部20マイル程離れた、バゴー山脈と隣接する小さい村々である。
軍は、その村々が国民防衛部隊を援助していると言って非難し、頻繁にと言えるほど戦線を張り侵攻し村を焼き払って破壊している。
政権を掌握してから3年の間、全国各地で戦線を展開している軍評議会軍は武装した組織力を必要としているため、各地で人民軍部隊を結成している。そんな中、様々な理由で軍から逃亡した者や投降する者が増えていることに加え、死傷者の数も増えている。
このような状況下で、人民軍部隊の結成をさらに拡大する動きがバゴー管区内でみられるようになった。
2021年の軍事クーデター直後、軍評議会の従者ピューソーティー武装集団がいくつか出現し、それらがクーデターに反対する人々を捕まえ殺害してきた。
その後、軍評議会が拡大して組織した人民軍部隊もピューソーティー部隊と呼ばれるようになった。
それらの組織は軍隊、警察と連携して行動し、一緒に陣営を設営、駐屯しているのが今日まで見て取れる。
ザガイン管区カンバルー郡では、ピューソーティー部隊が出現できるよう、軍評議会は[僧侶]ウー・ワタワという人物に頼った。
ピューソーティーの指導者として名高いウー・ワタワの努力で、カンバルー郡に2022年初頭からピュー部隊が出現したことがわかった。
何らかの動機付けによってピューソーティー部隊に参加した人々もいるし、軍評議会が村を攻撃する可能性があるため、軍評議会の望み通り結成して行動している人もいることがわかる。
クーデターを起こした軍評議会は、国民が治安の維持を要求するようになった結果、人民軍部隊が結成されているのだと報道している。
支配地域が増え軍事基地もたくさん占領している革命部隊も人員が必要なため、新たに兵士を集めている。
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( 翻訳者:H.N )
( 記事ID:6833 )