ASEANがより積極的にミャンマー問題に取り組むようにタイ政府が要請
2024年04月28日付 その他 - RFAビルマ語 紙
タイ外務省報道官ニコンデート・バランクラ。2020年6月10日(写真:Twitter/ กระทรวงการต่างประเทศ | MFA of Thailand)
タイ政府は4月26日金曜日に、ミャンマー問題を解決するため、ASEANとしてより積極的に参加し行動するようにと促した。
タイ・ミャンマー国境近くで数週間の戦闘が発生したのち、貿易が停止し、難民が大挙してタイ国内に入ってくると、タイ政府は現在のように要請したのである。
タイ外務省ニコンデート・バランクラ報道官によれば、ミャワディでの戦闘はタイ国境ととても近いため、ASEANとして一層の行動が必要であるという。
ミャンマー問題に関して、ASEAN議長国ラオスやミャンマー軍評議会とも協議してきたとも同氏は述べた。
4月11日にミャワディで発生した戦闘は、国家統治のために苦闘していたミャンマー評議会への一撃として現れた。
革命勢力は軍が退却したため銃撃を停止したが、4月20日にタイに逃げて来た約3000人のうち、ミャンマー側に帰ったのは未だ少数のみであるという。
ミャンマーでは、2021年軍のクーデターののち、少数民族武装組織、革命勢力とクーデターを起こした軍評議会勢力が内戦状態にある。
ミャンマー問題を解決するため、ミャンマー軍評議会はASEANが決定した5項目に合意したが、実際は一部しかまだ履行されていないため加盟国は不満を募らせているという。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:O.T )
( 記事ID:6872 )