越日関係推進で両政権党の役割を発揮していく
Phát huy vai trò hai đảng cầm quyền trong thúc đẩy quan hệ Việt Nam-Nhật Bản


ベトナム共産党書記局常務は、ベトナムは日本の政府、自由民主党や各政党、地方と連携し、二国関係を全面的で広範に発展させる用意があることを確認した。



日本国の招待を受け、政治局員・党書記局常務・中央組織委員長・越日友好議員連盟会長のチュオン・ティ・マイ氏がベトナム共産党ハイレベル代表団を率い、3月31日から4月3日まで日本を訪問した。

今回の訪問は、越日関係が良好な発展段階にあることを背景に行われ、またその最近の節目となった出来事としては、両国関係がアジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップに格上げされたことが挙げられる (2023年11月)。

今回の訪問の最初の活動として、代表団は自由民主党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らと会談し、続いて岸本周平和歌山県知事とも会談を行った。また日本における党支部や在日ベトナム大使館の代表的な幹部や党員とも会談を行った。

党書記局常務は会議で、約40年にわたるドイモイ後のベトナムの様々な分野における重要で包括的な結果、中でも第13回党大会の会期当初から現在までにおける、特に社会経済発展、党と政治体制の構築、外交政策における著しい成果について報告した。

チュオン・ティ・マイ氏は、国交樹立以来50年にわたる両国間の強く包括的で実質的な発展の歩みを高く評価し、ベトナムは一貫して日本との包括的戦略的パートナーシップを重視しているとし、日本の政府、自由民主党や各政党、地方と連携し、位置づけに相応して両国間関係の新たな高みへと二国関係を全面的で広範に発展させる用意があることを確認した。

新たな段階における越日関係をより深化させるため、チュオン・ティ・マイ党書記局常務は、両者、とりわけベトナム共産党と日本の自由民主党は「ベトナムと日本の二国間関係をアジアと世界の平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップに格上げすることに関する共同宣言」におけるハイレベルの共通認識と重要な内容の具体化の促進において、政権党としての役割を発揮し、党、国家、政府、国会および民間対話などの対話ルートによる両者の高級指導部の訪問や接触を通じて政治関係を強化し、留まることなく進展する実質的で両国の持続的開発志向に一致する経済や各分野における協力や地域交流を促進することを要請した。チュオン・ティ・マイ党書記局常務は、日本が継続的に日本で生活し働くベトナム人コミュニティに良好な環境を創出することに関心を払っていることに謝意を表し、引き続き関心を払うことへの期待を表明した。

日本の自由民主党と地方の指導部は、チュオン・ティ・マイ党書記局常務とベトナム共産党高級代表団の訪問を高く評価し、日越協力関係をより実質的で深く、効果的にするための党書記局常務によるいくつかの要請に強く同意した。 また日本は常にベトナムを地域における重要な包括的戦略的パートナーとして認識し重要視しており、あらゆる分野における二国間協力の有効性を高めるために、ベトナム国家及び党と協力する用意があるとした。

自由民主党はベトナム共産党との友好関係を重要視し、促進する用意があり、工業化と近代化の実現、両国経済間の結びつきの強化、持続的開発を志向する各分野の協力と国際問題での協力の強化において日本がベトナムと共に歩み続けることを支持するとした。また同時に、両国の地方や民間団体が交流を増やし、理解を深め、日越関係の友好基盤を強化することを積極的に促進するとした。

党支部および在日ベトナム大使館の代表的な幹部や党員との会合で、チュオン・ティ・マイ党書記局常務は、国内の発展状況、第13回党大会で党が打ち出した社会経済発展に関する党および国家の方針や路線における政策、外交業務と任務の実施状況、第14回党大会の準備の骨子を報告した。

チュオン・ティ・マイ同志は、越日関係が現在のような発展レベルに達するために、代表機関の積極的な貢献を認識して評価し、同時に党支部と在日ベトナム大使館の幹部、党員全体に対し、引き続き良き伝統とこれまでの成果を発揮し、党と国家から与えられた任務を立派に完遂するよう努力し、越日人民の利益と地域や世界の平和、協力、発展のために両国間の友好関係と包括的戦略的パートナーシップが留まることなく持続的に発展するよう強化と促進に貢献することを要請した。


【写真①】自由民主党（LDP） の茂木敏充幹事長と会見を行ったチュオン・ティ・マイ党書記局常務（ベトナム通信社）

【写真③】党委員会および在日ベトナム大使館の代表的な幹部および党員との会合でスピーチするチュオン・ティ・マイ党書記局常務 （ベトナム通信社）

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（ 翻訳者:戸田真太郎 ）
（ 記事ID:6891 )