タイにてミャンマー人移民労働者を続けざまに逮捕
2024年06月19日付 その他 - タンルインタイムズ 紙
写真:タイ王国陸軍
タイ・ミャンマー国境を経由してタイ国内に不法入国した多数のミャンマー移民労働者が続けざまに逮捕されており、逮捕された人々を処罰する見込みであることが、タイの情報源の発表によって明らかになった。
今月6月には、タイとミャンマーの国境地域であるメーソート・ミャワディー国境、パヤートンズー・サンクラブリー国境などの国境を経由してタイ国内に不法入国したミャンマー人移民労働者をタイ当局が逮捕したことを、タイの情報源が発表した。
6月17日には、タイ・ミャンマー国境であるターク県ポッププラ郡にある村落で、不法入国したミャンマー人移民労働者の男性8人、女性11人の計19人をタイ軍が逮捕した後、ポッププラ警察署に引き渡したと、タイの情報源であるメーソートメディアが述べた。
さらに、6月17日夜にもパヤートンズー国境を経由して不法にやって来たミャンマー人移民労働者56人をタイ当局がサンクラブリー郡内で逮捕し、サンクラブリー警察署へ連行されて処罰される予定であるとタイの情報源が報じた。
タイ当局の責任者らは国境を経由して不法にやって来たミャンマー人移民労働者を逮捕しているのと同様に、タイ国内にやって来ているミャンマー人を含む許可証のない移民労働者もあちこちで逮捕していることが分かった。
労働者権利財団LRFの広報担当者のウー・アウンチョーは、最近タイ政府は移民労働者を各地で捜索し取り調べしており、禁止されている産業で労働している人々を逮捕する事例が一層増えてきていると本紙に語った。
タイのニュースによれば、タイ国内と国境地帯でこの2カ月の間、許可証がなく不法に入国した労働者数万人をタイ当局が逮捕した(そうだ)とウー・アウンチョーが説明した。
ミャンマーでは軍事クーデター以降雇用の機会が少なくなったことと、軍評議会が決めた徴兵制のため、若者らはタイへ合法、不法問わず大量に入ってきた。
ミャンマー人を含めて、許可書を持たずに不法に入国した労働者らに対してピンクカードと呼ばれる労働者カードを作成していくことを、タイ政府が6月上旬に発表し、ピンクカードを作成する詳細な情報を次回発表すると通知している。
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( 翻訳者:M.S.,H.K.,H.T. )
( 記事ID:6931 )