軍評議会がスィーサイン郡の地元住民約60人を未だ拘束
2024年06月17日付 その他 - シャンニュース(ビルマ語版) 紙


サイハンリン 

 パオ民族解放機構(PNLO)は、軍評議会がシャン州スィーサイン郡イェービュー村の地元住民約60人を逮捕し、1週間経っても解放について未だ耳にしていないと語った。
 6月10日に軍評議会がスィーサイン郡イェービュー村の地元住民59人を人質として捕らえ、村のホールに留め置いている。
「地元住民らが解放されたようなことも私たちは聞いていない。どのような状況なのか私たちも引き続き調査している。現在、山の中に残っている人々も戻って来るように、全員が帰ってきて初めて解放してやるというようなことがわかっている。避難している人々は全員戻ってくるように脅し、困らせているようなことがある」とPNLOのクンイェインヤン報道官が語る。
 逮捕された59人のうち半分が女性である。どのように過ごしているかという状況の詳細は分からないと述べる。
 さらに軍評議会は村人を強制的に自宅に帰宅させ、地元住民を人質、人間の盾として利用することを目論んでいるとPNLOのクンイェインヤン報道官が続けて語った。
 「彼ら(軍評議会関係者)がいる時、村人たちは怖くて戻れない。軍評議会の習性は国中が知っての通りだ。しかし軍評議会も地元住民を強制的に帰らせている。何か重大なことが起こった場合、人々を自分たちの保護に使うことができるよう、人間の盾にしようという計画だとわかっている」と同報道官は加えて語った。
 5月6日にも軍評議会は、イェービュー村の女性1名を含む地元住民9人を、武装抵抗勢力を支援した疑いで逮捕し、取り調べを行った。
 同様に6月2日、スィーサイン郡カヤンレー村に住む50歳のウー・ジョラウン(別名)ピュースーを軍評議会傘下の人民軍(民兵組織)であるパオ民族軍(PNO)が逮捕し、パンタイン村付近で拷問の上、殺害した。

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( 翻訳者:M.S )
( 記事ID:6932 )