地震支援において、軍評議会のみと直接連携すべきでないとNUGがASEANに話す
2025年05月27日付 その他 - ウエスタンニュース 紙
地震被害を受けたミャンマー国民に対するASEANによる支援において、クーデターを起こした軍評議会1箇所のみと連携するのではなく、国民統一政府(NUG)を含む抵抗勢力とも連携すべきであることをNUGがASEANに述べている。
NUGの本日5月27日に行われた「国民と世界に向けたメッセージ(記者会見)」でNUG大統領府報道官ウー・チョーゾーが述べたものである。
「ASEANが人道的支援を与えることと関連して特別に尽力して取り組んでいることを我々も認識しており、歓迎している。しかし、軍評議会のみと協力しているというのであれば効果的な支援ということにはならず、そのことを多くの証拠が示している。そのため、軍評議会のみと連携するのではなく、NUGを含む少数民族抵抗勢力とも協議し、協力するべきだ」とウー・チョーゾーが述べた。
地震の被害を受けた地域へのASEANからの支援について、NUGの管理地域の国民は効果的な支援がいまだ受けられていないとNUGは述べた。
ミャンマー問題を解決するためのASEANの努力を歓迎しているが、無理な圧力をかけて会って協議することは、長期間に渡る問題の解決には寄与できないとNUG大統領府報道官ウー・チョーゾーが述べた。
「共通の立場といったものが現れること、抵抗勢力が相互に会って議論できる舞台が現れること、これらはASEANが一番に行うべき支援だ。我々抵抗勢力の団結によって国家のために長期的な解決策を模索することがASEAN諸国の一貫して主張するミャンマー主体・主導(Myanmar-owned, Myanmar-led)の方法である。無理に圧力をかけて戦闘を停止することは長期的な問題解決には効果的でない」と述べた。
シャン州北部の問題において、近隣諸国の一つが一方的に圧力をかけたことは真の平和や安定に寄与していないとNUGが話した。
よって、ASEANとしては中央統制とリーダーシップという分野を確固としたものとし、国家の根幹の問題を解決できることを目指した、すべての人が参加する会合実施のため、努力すべきだとNUGがASEANに要請した。
ミャンマー問題は今日ASEANの威信を再び回復するために最も良い機会であると見なすことができることをNUGは促した。
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( 翻訳者:I.A, I.M, A.S )
( 記事ID:7126 )