メーソートで電動バイクの取り締まり継続 移民労働者に影響
2025年06月13日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙

(写真)ソーシャルメディア
タイ・ミャンマー国境のターク県メーソート市で、交通事故を減らすために、タイ交通警察はバッテリーの付いた電動バイク(電動自転車含む)の取り締まりを続けていて、移民労働者の移動に影響が出ていると当事者が話した。
メーソート市では6月6日からタイ交通警察が電動バイクの取り締まりを行なっており、正式な証明のない車両の押収も起きている。自分の電動バイクが取り締まりを受けた移民学校の教師は次のように話している。
「私は電動バイクを取り締まっていることを知らなかった。その電動バイクで、勉強を教えるために学校に行った。市内の総合病院の近くでタイ警察に捕まり、警察署に連れて行かれた。乗ってはいけないと言われ、私と電動バイクの写真を撮って記録をとられた。バイクは没収された。そこにも、各地で捕まりパトカーで運ばれてきた電動バイクがたくさんあった。今は学校での仕事を休んでいる。他の人たちも、仕事や学校に行くのを休み、荷物や食べ物を運んだりする一部の人も仕事を休んでいる」と同氏が述べた。
タイ地元当局と近しい移民労働者問題に取り組んでいる人物の話によると、前述の電動バイク(電動自転車含む)の取り締まりは、ミャンマーからの移民が交通ルールを知らずに運転しているために交通事故が頻発しており死者も増えていることから、タイの地元当局が幹線道路での無免許や無許可で運転されている電動バイクに対して行っているということだ。
同氏は「メーソートではミャンマー人が増えてきている。それぞれが使うことで、自動車、オートバイ、電動バイクも増えている。交通事故が起きるたびにミャンマー人ばかりが事故を起こしているのを、毎日目にする。オートバイや自動車は運転免許証や証明書があるので解決できる。電動バイクの許可はない。住宅地や村の中、工場敷地内でのみ運転することができる。今は高速道路上で運転しており、交通事故発生が増えているので、対策を講じて逮捕している」と話す。
最近は、メーソート市内や市外の大通りにゲートを設置して抜き打ちの電動バイク取り締まりを行っており、6月6日から今日までで100台以上が没収されたことがわかっている。
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( 翻訳者:KF )
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