万博 2025 が開幕:ともに手を携えて持続可能な未来を創る
2025年04月12日付 VietnamPlus 紙
【写真】開会式で、万博2025に参加する各国の国旗を掲げてパレードする大阪の高校生たち。(ベトナム通信社)
【写真】開会式で、万博2025に参加する各国の国旗を掲げてパレードする大阪の高校生たち。(ベトナム通信社)

万博 2025 が開幕:ともに手を携えて持続可能な未来を創る
Khai mạc EXPO 2025: Chung tay kiến tạo tương lai bền vững


4月12日、日本の夢洲にて「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万国博覧会2025の開会式が行われた。


【写真】開会式で、万博2025に参加する各国の国旗を掲げてパレードする大阪の高校生たち。(ベトナム通信社)


4月12日、夢洲で大阪・関西万博2025(エキスポ2025)の開会式が開催された。この大規模なイベントには、日本の天皇徳仁陛下、皇后雅子さま、秋篠宮皇嗣殿下、紀子さまをはじめ、世界中から1,300人の高官が出席した。開会式では、天皇陛下と日本の石破茂首相が挨拶を行った。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした万博 2025には、過去最多の158の国と地域が参加している。開会式のハイライトは、100人を超える大阪の高校生たちが掲げてパレードした参加国・地域の国旗の掲揚セレモニーである。

開会式で、徳仁天皇陛下は「大阪・関西万博2025が、世界中の人々に、自らの暮らしだけでなく、周りの人々や自然界の多様な生命を尊重し、同時に共に持続可能な未来を築くための機会となることを心より願っています」と述べられた。

2025年日本国際博覧会名誉会長の石破茂首相は、世界はCOVID-19のパンデミックを乗り越えたものの、現在は国際社会の分断を引き起こす多くの新たな危機に直面していると指摘した。

首相は、世界中の人々が先端技術、多様な観点、豊かな文化に触れながら、生きるというテーマについて議論することには大きな意義があるという期待を表明した。石破首相は、万博2025を通じて新しい日本の姿を世界に発信できると確信していると語った。

開会式に出席したベトナム通信社の記者の取材に応えた万博2025責任者の吉村幸子氏によると、開会式では日本の伝統芸能の演目と現代的な芸術の演目とが組み合わされている。

氏は55年前の1970年に開催された万博には77カ国が参加したのに対し、今回の万博2025では158の国と地域の参加という過去最高記録を打ち出したことを強調した。

また、万博に先立ち、日本は半年間にわたって万博のテーマ、東京が世界に目指してもらいたい命と未来について検討してきたと述べた。彼女は、万博2025によって世界が日本に結集したのだと語った。

吉村氏はベトナムの万博への参加を評価し、準備活動にベトナム人実習生が参加していると述べた。

氏は日越関係について、経済だけでなく文化の面でも重要かつ包括的な意義を持つと考えているとし、日本はベトナムに特別な親しみを抱いている国であると認識していると述べ、万博 2025におけるベトナム館が、伝統的な文化を紹介するとともに、現代的で将来豊かな発展の可能性を持つベトナムの姿を伝えることに期待を寄せた。

開会式では、ブレイクダンス、命をテーマにした光のショー、日本の伝統芸能など、ユニークで活気に満ちた多くの演目が披露され、世界の調和を促すというメッセージと開催国である日本の文化的特徴を紹介が際立った。万博の名誉総裁である秋篠宮皇嗣殿下によって、大阪・関西万博2025の開会が正式に起動された。

万博は、現地時間の4月13日午前9時から一般公開され、10月13日までの184日間開催される。2025年日本国際博覧会協会は、万博2025の来場者数が合計2,820万人に達する見込みであるとしている。

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( 翻訳者:鈴木愛莉 )
( 記事ID:7176 )