中国による南シナ海での禁漁令発布に抗議する公文書を手交
2025年05月15日付 VietnamPlus 紙
【写真】ファム・トゥ・ハン外務省報道官(ベトナム通信社)
【写真】ファム・トゥ・ハン外務省報道官(ベトナム通信社)

中国による南シナ海での禁漁令発布に抗議する公文書を手交
Trao công hàm phản đối Trung Quốc áp đặt lệnh cấm đánh bắt cá trên Biển Đông


ベトナムは中国に対してベトナムの海域における主権や主権的権利、管轄権と同様に、ホアンサ諸島(西沙群島)に対するベトナムの主権を尊重することを要請した。



【写真】ファム・トゥ・ハン外務省報道官(ベトナム通信社)


5月15日午後、外務省の定例記者会見にて、中国が最近一方的に南シナ海での禁漁令を発布したことに関する記者の質問に対し、ファム・トゥ・ハン報道官は以下のように明確に回答した。

中国の東シナ海での禁漁令に関するベトナムの主張は一貫しており、何度も確認されている。ベトナムは中国に対して、1982年の国連海洋条約(UNCLOS 1982)に従って確立されたベトナムの海域における主権や主権的権利、管轄権と同様に西沙群島に対するベトナムの主権を尊重すること、ベトナムの海域及び国際法、特にUNCLOS 1982に適合するベトナムの管轄権外の海域で、合法的に活動を行うベトナムの漁民の権利を尊重すること;状況を複雑化する行為をせず、南シナ海における法令に基づいた海上の平和、安定、秩序の維持に貢献することを要請している。

外務省はハノイにある中国の大使館と交渉し、上記の禁漁令に抗議する公文書を手交した。

記者会見ではまた、中国とカンボジアがゴールデンドラゴン2025という定例の合同軍事演習を行ったことに関する記者の質問に対し、ファム・トゥ・ハン外務省報道官は以下のように明確に回答した。
「私たちは、各国間の協力は地域、そして世界の平和、安全、安定、繁栄のために積極的に貢献し、国際慣例に従い、国際法と国連憲章の基本原則に基づく必要があると考えています。」

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( 翻訳者:竹内陽菜 )
( 記事ID:7196 )