ロシアが参画予定のダウェー経済特区 軍が選挙までに制圧する構え
2025年10月21日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
ロシアが投資を予定している、深海港及びエネルギー事業を含むタニンダーリー管区のダウェー経済特区周辺地域一帯でクーデター軍が激しい攻撃を展開していると地元革命軍が述べた。
ダウェーから北西に10マイル(約16km)超離れた沿岸地域の村落への侵攻が、10月初旬より開始した。
また、経済特区から100マイル離れたタイ・ミャンマー国境ティーキーでも10月8日に2度の爆撃があったと人民防衛軍(PDF)のタニンダーリー管区軍事作戦担当官がミャンマーナウに語った。
「未だ深海港に船が入港ができない状況の中、建設用資機材をティーキー道路から運ばなければなりません。深海港とティーキーは100マイル(160km)程度しか離れていません。この道路は深海港用で貨物を輸送するのに最短のルートです」と同氏が話す。
ティーキー村に Y 12機種の軍用機で120mmの爆弾40発超が投下され、同日午後2時にも軍用機から爆撃を受けたため地元住民350人超が避難を余儀なくされたとカレン民族同盟(KNU)が発表した。
また、タニンダーリー管区軍事作戦担当官は次のようにも述べた。「クーデター軍が何としてでも深海港の建設を実行したいのと同時に、革命勢力側としても何としてでもそれを阻止しなければなりません。今回ティーキーを狙ったクーデター軍の空爆も、この深海港へのルートを一掃するためだと考えられます。ティーキーの道路を制圧できなかった場合、深海港の建設はおそらく難しいだろう。」
ダウェー経済特区への投資に向けてクーデター軍とロシア連邦が覚書に署名した旨を2月24日付でロシアの通信社インテルファクスが報じている。
面積195平方キロメートル(75平方マイル)に及ぶダウェー経済特区は、アンダマン海とタイランド湾近辺の戦略的要衝において実施予定の大型事業である。
同経済特区には深海港、工業地帯、電気エネルギー事業とその他の事業が含まれる。
( 翻訳者:YS )
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