アウン・チョートゥン副大臣、インドの海事週間2025に出席
2025年10月30日付 国営新聞(チェーモン) 紙
ネーピードー 10月29日
インドに滞在中のアウン・チョートゥン運輸・通信省副大臣は、昨日、インドのシュリ・シャンタヌ・タクール港湾・海運・内陸水運州大臣とジャワハルラール・ネルー港湾当局が共催した「サプライチェーンの強化(Fortifying Global Supply Chains)」イベントに出席した。
このイベントは、グローバルな物流および製造の拠点として、インドの戦略的地位を強固なものとすること、海上貿易関連のインフラ強化、実施すべき取り組みの円滑化、そして多部門連携の強化を目的として開催されたものであり、インドの海運大臣がイベント開会の挨拶を述べた。
その後、副大臣がスピーチの中で「イベントのモットーである『Logistics Reinvented(再創造される物流)』は、議論にとどめてはならない極めて重要なテーマだ。強固なサプライチェーンの構築は関連諸国と地域の経済発展の基盤であり、ミャンマーは南アジア諸国と東南アジア諸国をつなぐ交差点だ。西側にはインドの長い沿岸線があり、東側はASEAN諸国との海上貿易の玄関口として開かれている。南側にはベンガル湾とアンダマン海に面した海岸があり、域内連結チェーンの重要な結節点となっている。インド東部の海岸とASEAN加盟国であるミャンマー・タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム市場間での輸送時間とコストの大幅削減が可能となる。
ミャンマーとインド両国が実施するシットウェ港・カラダン多角的運輸計画は、ミャンマーを経由してインド東部の港をインド北東部内陸州とを結ぶルートの一つであるほか、シットウェ市は主要な海上運輸の入り口であり新たな経済回廊の1つとなる。インド・ミャンマー・タイ三国長距離ハイウェイ構想は、インドとASEANの中心を直接結ぶ陸上ルートの一つであり、将来的には国内物流と港湾の近代化、先進的なデジタル化に向けたSingle window(ワンストップ)システムとデジタルプラットフォームの実現、物流とインフラセクターへの民間企業の参画を促進する必要がある。我々の国を通過するのみでなく、効率的かつコストも安く抑えて利益をもたらす物流エコシステムの構築、物流の基礎システムと人材の専門性の向上とスキルアップ及び技術移転分野において共同で取り組みたい」と述べた。
その後、副大臣はインドの海事分野における開発事業に向けて、インドの州港湾・海運・内陸水運省管轄下の部門と民間企業のMoUの調印式に出席した。
調印式終了後に、インドの州港湾・海運・内陸水運大臣が率いる代表団との間で、2国間会談が開かれ、両国の沿岸を航行する船舶に関する合意文書と上記の合意文書のモデル事業、船員の訓練と資格認定に関する覚書、船員を対象とするモデル実演型基礎訓練、評価と試験のシステム導入、船舶を長距離追跡・監視システムとインドに入国するミャンマー船籍の船舶の保護および補償と保険に関する協議が行われたことがわかった。
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( 翻訳者:Y.S,HN.M,HR.M )
( 記事ID:7226 )