日本の監督「三十人の志士と南機関」歴史映画撮影企画(9-20-2-2)

2013年05月27日付 The Voice 紙
ヤンゴン 5月24日

 イギリス植民地支配下からの解放と独立を獲得するため、タキン・アウンサンとタキンの青年たちが、日本軍のビルマ工作特務組織である南機関と共同で作戦行動した歴史を映画化する目的で、日本人の軽部進一監督(株式会社nkt エンターテイメント)を含む関係者が来緬し協議したことが、映画製作協力者であるウー・ミンジンへの聞き取りでわかった。
 彼らはアウンサン将軍の性格や人柄をよく知るゆかりの人々に会うためにやって来たと同氏は説明した。
 「三十人の志士の一人イェトゥン中尉に会ったが、健康状態が悪く、質問することができなかった。次はドー・アウンサンスーチーに会えるよう努力をしている。」と言う。
 この映画は、アウンサン将軍と三十人の志士らによる独立闘争において重要な役割を果たしたビルマ独立義勇軍の創設に日本軍が協力したこと、日本軍がモーヂョー中尉の名を持つ鈴木敬司率いる南機関(日本軍の謀略ミッション)を組織し、タキンの青年と連携して、ビルマの独立のために英領植民地支配に抗戦したことなどを内容とすることが、ストーリーのあらすじで明らかにされている。
 その後、太平洋戦争によりビルマと日本は敵対状態にあったが、南機関のメンバーと三十人の志士の間の繋がりは彼らの中では変わらなかったことを描くと記されている。
 映画は2013年11月から2014年3月まで撮影し、同4月から5月までに編集、6月に各国の映画館で上映する他、国際映画祭に出品する予定だとnkt エンターテイメントは発表している。
 軽部進一監督は2011年に初めて撮影した「赦免花」で、ラホール(Lahore)国際映画賞を授賞しており、2012年には「歌舞伎町はいすくーる」を撮影した。


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翻訳者:田崎巧
記事ID:116