汚職撲滅委員会:ユドヨノ大統領に贈られたロナウド選手のユニフォームと、「ジョコウィ」に贈られたメタリカのギターはちがう。

2013年06月26日付 Kompas 紙
2013年06月26日付 Kompas (インドネシア語)紙
ジャカルタ、kompas.com配信
汚職撲滅委員会(KPK)は、ユドヨノ大統領とアニ・ユドヨノ大統領夫人がスペインのサッカークラブ、レアル・マドリードのスター選手、クリスティアーノ・ロナウドからもらったレアル・マドリードのユニフォームについては、同委員会に報告の必要がある贈与品ではないという見解を示した。もっとも、同委員会としては大統領が同品の受け取りを報告するならこれに応じる準備がある。
汚職撲滅委員会(KPK)のヨハン・ブディ報道官は水曜日(2013年6月26日)にジャカルタで、「それは2002年法令第30号と1999年法令31号に定められたKPKに報告する義務がある贈与品の受領ではない。もしユドヨノ大統領がKPKに報告するならば、どうぞ」と述べた。
ヨハン報道官によると、ユドヨノ大統領が受け取ったこのユニフォームは、ジャカルタ首都特別州のジョコ・ウィドド知事(通称・ジョコウィ)が受け取ったベースギターとは扱いが異なるという。
ヨハン報道官よると、ウィドド州知事が受け取ったメタリカのベースギターはメタリカのコンサート実行委員会から贈られたもので、メタリカのメンバーであるロバート・トゥルージオ個人からのものではないという。
「ジョコウィのギターとはちがう。ジョコウィのギターの事例だと、贈与しているのはメタリカのギタリストではなくコンサートの実行委員会だ」とヨハン報道官は述べ、さらにギターに関してはウィドド州知事自身がKPKに受領を報告したと続けた。
これに先立ってユドヨノ大統領が、ポルトガル出身のスター選手であるレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手とともに、背番号7と“ SBY ”の名前、さらには同選手のサインが入ったユニフォームを手に写真を撮ったことが報じられている。ユドヨノ大統領のほかに、アニ夫人も同様にロナウド選手によって“ANI” とサインされたユニフォームを手にしていた。
写真にはユドヨノ大統領の二人の子供、エディ・バスコロ・ユドヨノとアグス・ハリムルティ・ユドヨノも写っていたがユニフォームは持っていなかった。この写真はエディ・バスコロが自身のツィッタ―にアップロードしている。
背番号7のユニフォームは、スペインの名門サッカークラブを守ってきたロナウド自身の誇りである。
背番号7の下部分にはロナウド選手のフルネームがサインされていた。

今日(2013年6月26日)ユドヨノ大統領とロナルド選手は、バリ島のヌサドゥア地区にある、ングラライ森林公園にて“Bali Save Mangrove, Save Earth(BSMSE: バリのマングローブを救え、地球を救え)”と題するイベントに出席する。同選手はバリのマングローブ大使として出席。BSMSEはマングローブ保護フォーラム(FPM)が開催するイベントである。FPMはその名の通り、マングローブ林の重要さに対する社会の関心向上を目的としている。


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翻訳者:八木高鋭
記事ID:187