カロー、バガン、ヤンゴンで野鳥観察基礎講習開催予定(9-27-6-2)

2013年07月14日付 The Voice 紙
ヤンゴン 7月12日

 海外旅行客の数が顕著に増加してきているミャンマーで、エコツーリズム事業の促進を意図して、ツーリストガイド向け野鳥観察の基礎講習会が開催されることが、ミャンマー野鳥・自然環境保護協会への聞き取りでわかった。
 講習会は、旅行客が最も多く訪れるカロー、バガン及びヤンゴンにて開催され、ミャンマーツーリストガイド協会(シャン州南部地区)と同野鳥・自然協会との共同でシャン州南部カロー市ミンガラーホールにて7月21日から23日まで、同様にツーリストガイド協会(バガン地区)との共同で、バガン市ローカナンダー寺院において7月29日から31日まで、さらにミャンマー野鳥・自然環境保護協会単独で、ヤンゴン市トーウィンフニンズィーホール及びフローガーウーインにおいて8月9日から11日まで、それぞれ開催される。講習会では、野鳥の種類、野鳥観察の方法、野鳥の見分け方、渡り鳥とその通過経路、フィールドガイドブックの使い方、生物多様性と自然環境保全などの科目が設けられ、ミャンマー野鳥・自然環境保護協会並びに大学の専門家・教授陣が講習と実習により指導する予定であると、協会役員の一人が述べた。
 「旅行客の少ないこの雨季の時期に、ツーリストガイドのスキルアップの意味で実施される。彼ら自身がこうした講習会の開催を要望してきたもので、カローとバガンからは、地元のツーリストガイドと随行員が参加する。ヤンゴンでは、ガイドだけでなく、一般の希望者も参加できる。バガンのツーリストガイド協会(バガン地区)と共同で開催するのは、今回で二回目、ヤンゴンでは、我々の協会が開催して、すでに6回目になる」と同氏は説明した。
 「この土地に生息する野鳥について旅行客はよく知っている。ガイドをしていながら、地元のことを知らないのは恥ずかしいこと。基本的なことぐらいは知っておくべきだ。またこの講習会で知識が得られたら、自分自身地域の自然環境を保護することもできるようになる」とミャンマーツーリストガイド協会事務局長のウー・コーコーラッがコメントした。
 ヤンゴンで開催される野鳥観察基礎講習会に参加を希望するツーリストガイド、野鳥愛好家は、受講費用一名につき35000チャットで参加でき、40名を募集する。詳細の問い合わせ、申し込みは、協会事務所、電話01-548095、542719まで。
 ミャンマーには、ミャンマー固有種、国際希少種を含む約1100種の野鳥が生息している。


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翻訳者:原田正美
記事ID:227