ロマ・イラマはジョコウィ人気も気にせず

2013年08月05日付 Kompas 紙
ロマ・イラマ
ロマ・イラマ
ジャカルタ、kompas.com配信

ダンドゥット(大衆歌謡)の王、ロマ・イラマが2014年の大統領総選挙でのポスト争い参入にするべく着々と体勢を整えつつある。
ロマは、さまざまな調査で大統領候補として最も支持を集めているジャカルタ首都特別州のジョコ・ウィドド知事(通称ジョコウィ)さえ気に留めていない。
ロマはジョコウィをライバルとは考えていない。闘争民主党もジョコウィ自身も、いまだにインドネシア共和国のトップ候補としてとして名乗りを上げているわけではないからだ。
去る8月3日(土曜日)、ジャカルタでロマは記者に答え、「ジョコウィ氏はまだ正式な大統領候補にはなっていない。すでに民族覚醒党と確約がある私とは違う」と述べた。
ロマはロマ自身と民族覚醒党は、誰がインドネシア大統領代表候補にふさわしいのかまだ決定していないと語った。

彼によると大統領候補を擁立するには、民族覚醒党はまず国民議会において議席の20%を獲得しなければならないからだ。
ロマがそのほかの民族覚醒党の指導者たちと、インドネシアを統率するにあたってロマ自身にふさわしいパートナーを選ぶのはそれからであるということだ。
ロマは、ジョコウィを副大統領候補にするつもりがあるかと問われ、まだ考えていないと答えた。「まだその段階ではありませんから」とロマは述べた。
往年のヒット曲「ブガダン(Begadang)」の歌い手であるロマは、2014年の大統領選挙において民族覚醒党からの候補者として担ぎ出されると取り沙汰されている。
民族覚醒党からの正式な表明はまだ出されていないものの、南ジャカルタのプジャテン地区では馬に乗ったロマの絵とともにPKB(民族覚醒党)をもじった「Partainya Kstaria Bergitar (ギターを弾く騎士の党)」と書かれた横断幕が至る所に掲げられるなど、すでにロマが大統領候補となるのが確実であることを示す動きがいくつか見られる。
ロマはまた、ラマダン(断食)月のクルアーンの啓示を記念する民族覚醒党のキャンペーン・ツアーを通してすでにバンドンで広報活動を行っており、これは社会に向けた大統領選出馬宣伝の一環ではと推測されている。


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翻訳者:鈴木美咲
記事ID:259