ロマとデュエット?「ジョコウィ」は聴き手に徹すると選択

2013年12月04日付 Kompas 紙
ジャカルタ、kompas.com
 ジャカルタ首都特別州のウィドド州知事(通称ジョコウィ)は、自身が大統領、副大統領のどちらになるというコンセプトについてもコメントを拒否した。また同氏は大衆歌謡ダンドゥットの歌手、ロマ・イラマの「ロマとジョコウィの理想のコンビ」発言に関してもコメントを避けた。
「バン・ハジ(ロマ・イラマ)が歌うのを聴く分には好きだ」とウィドド州知事は去る12月4日、ジャカルタのカルティニ会館で答えた。

 ウィドド州知事は、自身の言及はロマが大統領、もしくは副大統領になる意思を否定するものではないと述べた。政治に関する質問に答えることを控えた州知事は、決定を闘争民主党の中央執行部に委ねている。
「大統領候補とかなんとかも違うさ、私はジャカルタを治めるまでだ」と州知事は述べた。

 ウィドド州知事は音楽に関してもロマとは違っていると述べた。州知事によると、ロマはプロのミュージシャンであるのに対して、自分は一介のロック音楽のリスナーにすぎないという。
「デュエットで歌うことも私にはできない。私はミュージシャンではなくてただのリスナーですからね。でもバン・ハジはまぎれもなくミュージシャンですよね」と州知事は述べた。

 去る12月3日に東ジャカルタのジャカルタ国立大学で開催された「ムスリムが選ぶ将来のリーダー探しに関する討論会」に参加した際、ロマは大統領候補と副大統領候補としてウィドド州知事とペアを組めたら理想的だと主張した。ロマは、彼もジョコウィも庶民派だと述べる。
「政治においては不可能なんてことはあり得ない。ロマがジョコウィと組むことは大いにありうる。これは理想的なペアになるだろう、私はそう思う。」と、音楽グループ・ソネタを率いていることで知られる同氏は語る。
 ロマによると、自らのウィドド州知事との共通点は、国民に親しまれるところのダンドゥット歌手であることだ。しかし、現在に至るまで彼を大統領として推薦するであろうと目されている政党、すなわち国民覚醒党(PKB)は依然として推薦する大統領候補を決定していない。 現在のところ、PKBの推薦を受けて大統領選に出馬するのではないかとみられている候補は3名、すなわちマフド・M.D.(元憲法裁判所長)、ユスフ・カラ(元副大統領)、ロマ・イラマらである。


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翻訳者:池山由季美
記事ID:446