ジョコ・ウィドド・ジャカルタ州知事:もはや会議は不要、踏切に高架道と地下トンネルを!

2013年12月10日付 Kompas 紙
ジャカルタ、kompas.com
ジョコ・ウィドド・ジャカルタ特別州知事は鉄道路線との踏切に高架道と地下トンネルを建設することが急務だと述べた。州知事は南ジャカルタのビンタロ地区における電車と石油タンクローリーのとの衝突事故現場を訪れた際、この声明を発表した。
 「とにかく、もはや会議や議論は必要ない。すぐに(線路と道路の踏切に高架道と地下トンネルを)建設だ。会議はもうたくさん。即実行だ」と12月9日の夜、同知事は述べた。
 「あまりにも遅すぎる。このような踏切ではすでに地下トンネルか高架道が建設されているべきである」
と州知事は述べた。同知事によれば高架道や地下トンネルの建設は2014年からすべての危険性のある鉄道路線や大通りの踏切で開始されるという。

 ウィドド州知事によると、鉄道路線と大通りとの踏切におけるトンネルと高架は、去る12月9日午後に起きた電車とタンクローリーの衝突のような事故が繰り返されるのを防止するための試みであるという。それらの建設はしばしば線路と大通りとの踏切で起きる渋滞も同時に解決する策にもなると、同知事は付け加えた。
 ウィドド州知事はおよそ30分にわたって事故現場を視察。同知事は西部インドネシア時間の22時ごろ到着。事故現場への州知事の到着は同知事が訪れる場所は毎度そうであるように多くの人だかりを招いた。
 当初は路わきへのタンクローリーの移送にせわしなく注目していた市民の関心は、到着したとたんウィドド州知事へと向けられた。
 
 報じられているように、スルポンとタナ・アバン間の電車は、西部インドネシア時間の9日11時15分頃、南ジャカルタ市ビンタロのポンドック・ベトゥン地区で、踏切の遮断機に浸入したタンクローリーにぶつかった後、炎上した。この事故により6人の死亡が確認され、他に数10人が負傷した。


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翻訳者:黒岩早紀
記事ID:453